REVIEW(10/08/04)

中身を見ながら画像をまとめたZIPファイルをフォルダ分けできる「ComicPicker」

ドラッグ&ドロップやショートカットキーで次々と圧縮ファイルを振り分け

「ComicPicker」v0.2.2「ComicPicker」v0.2.2

 「ComicPicker」は、画像をまとめた圧縮ファイルをすばやくフォルダ分けできるソフト。Windows XP/Vistaに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 7での動作も確認した。作者のWebサイトからダウンロードできる。

 ドラッグ&ドロップや、振り分け先のフォルダごとに指定したショートカットキーにより、中身をプレビューで確認しながら画像をまとめた圧縮ファイルを次々とフォルダ分けできる。画像はJPEG/BMP/PNG形式、圧縮ファイルはZIP/LZH/RAR形式に対応する。

 画面は配置を自由に変更可能な3ペイン型で、ファイルリストペインと画像ビューワーペインのほか、振り分け先として設定したフォルダが並ぶ“ドロップエリア”ペインで構成されている。圧縮ファイルをフォルダ分けする際は、まずファイルリストで圧縮ファイルが保管されているフォルダを開く。次に“ドロップエリア”に振り分け先のフォルダを登録し、それぞれ対応するショートカットキーを割り当てておこう。

 ファイルリストで圧縮ファイルを選択すると、画像ビューワーに中身の画像が表示される。画像ビューワーでは、画像を1枚ずつ表示するだけでなく、2枚の画像を見開き風に表示することも可能。また、カーソルキーの左右で表示する画像を切り替えられる。

 中身を確認したあとは、ファイルリスト上の圧縮ファイルを“ドロップエリア”上に登録したフォルダアイコンへのドラッグ&ドロップやショートカットキーで、任意のフォルダへ振り分けたり、ごみ箱へ捨てることが可能。振り分けが終わると、同じフォルダ内にある圧縮ファイルを自動で読み込む仕組みとなっているため、次々と圧縮ファイルを振り分けられて便利。

 なお、本ソフトを利用するには、“UNZIP32.DLL”“UNLHA32.DLL”“UNRAR32.DLL”といった各圧縮形式に対応するDLLファイルをインストールしておく必要がある。圧縮・解凍用のDLLファイルを一括でインストールできる「caldix」を利用するなどして、あらかじめ準備しておくとよいだろう。

【著作権者】
mebiusbox software
【対応OS】
Windows XP/Vista(編集部にてWindows 7で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
0.2.2(10/08/01)

(加藤 達也)