REVIEW(10/07/21)

自分が行った作業を記録し“Google カレンダー”などで確認できる「timeEdition」

時間をかけすぎた作業を再検討すれば、仕事の効率化につながる

「timeEdition」v1.1.6「timeEdition」v1.1.6

 「timeEdition」は、自分が行った作業を手軽に記録してiCal形式やXLS/CSV/XML形式でエクスポートできる常駐型ソフト。Windows 2000以降に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows Vistaで動作確認した。作者のWebサイトからダウンロードできる。

 起動すると現れる小さなメインウィンドウで作業の分類を選択し、画面下部のボタンを押すことで記録を開始できる。作業が終わったら画面下部のボタンを再び押して記録をいったん終了し、次の作業を選択して記録を開始するという操作を繰り返すことで、自分の行った作業を記録していくことが可能。また、一定時間パソコンを操作しないと自動で記録を停止する機能も備える。

 作業は顧客などを示す“Customer”、プロジェクトを示す“Project”、個別の作業を示す“Task”という3つの項目で分類でき、それぞれプルダウンメニューから選択可能。初期状態では各プルダウンメニューになにも登録されていないが、“Add Customer”などの項目を指定すると表示されるダイアログで、任意の分類項目を登録することが可能。また、分類の管理画面で項目を編集することもできる。

“Project”では作業完了までかかる時間を設定できる“Project”では作業完了までかかる時間を設定できる

 “Customer”の項目には色を設定でき、項目ごとにメインウィンドウの色を変えることが可能。また、“Project”では作業完了までかかる時間を設定することでメインウィンドウに残り時間を表示できるほか、“Task”には重要度を指定することが可能。

“Overview”画面“Overview”画面

 記録した内容は“Overview”画面で各“Task”にかけた時間の総計などを確認できるほか、[File]メニューの[Export Records]項目からiCal形式やXLS/CSV/XML形式でエクスポートすることが可能。たとえば、iCal形式でエクスポートして“Google カレンダー”などへ取り込み、作業の履歴をグラフィカルに表示したり、XLS形式でエクスポートして「Microsoft Excel」で開き、グラフ化するといったことができる。

 本ソフトで1日の作業を記録しておけば、どの作業に時間をかけていたのかを簡単に知ることができる。時間をかけすぎた作業を再検討すれば、仕事の効率化につながるだろう。

【著作権者】
the timeEdition project
【対応OS】
Windows 2000以降(編集部にてWindows Vistaで動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.1.6(09/04/01)

(長谷川 正太郎)