REVIEW(10/07/16)

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粘土を盛ったり削ったりするように3Dモデルを作成できる「Sculptris」

手軽な操作で“3Dのお絵描き”を行える3DCGソフト

「Sculptris」v1.02 「Sculptris」v1.02

色塗りの画面 色塗りの画面

 「Sculptris」は、粘土を扱うようなインターフェイスで3Dモデルの作成、色塗りを行える3DCGソフト。Windowsに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows Vistaで動作確認した。作者のWebサイトからダウンロードできる。

 本ソフトは、3Dモデルを押したり、引いたり、削ったりして形を整えていくインターフェイスが特徴で、粘土を指やへらでなぞるようにして3Dモデルの形を変えられるのが面白い。また、3Dモデルに色を塗る際は、紙粘土で作った人形へ彩色するように、立体の上にブラシで直接色を塗っていく仕組み。

 3DCGソフトを使う際に必要となりがちな、ポリゴンや3D座標についての知識が不要なのもポイントで、3DCGに詳しくない人でも見たままの画面で直感的に作業を進めていくことが可能。そのため、3DCGソフトを使ったことがない人や、複雑な仕様のソフトに挫折した人にもお勧めできる。

 本ソフトでの作業は、初期の画面でモデルを作成したあと、色塗りを行う画面に移行して3DCGを完成させる。[PAINT]ボタンを押して色塗り作業に移ったあとは、基本的にモデルの変更は行えないので注意が必要だ。

 画面構成は、モデル作成画面と色塗り画面で共通している。ウィンドウの左上にはモデルの形を変えたり色を塗ったりするためのアイコンが並び、その下にファイルやオブジェクトの入出力ボタンが続く。また、画面上部には選択中のツールの設定などが配置されている。

 画面上部には[OPTIONS]ボタンがあり、クリックすれば設定画面が現れる。設定画面ではソフトの設定だけでなく、画像ファイルへの書き出しも可能。設定画面の[SAVE IMAGE]ボタンを押せば、作成した3DCGをPNG/JPEG画像で出力できる。

 本ソフトでは、ファイルの保存は独自形式で行われる。色塗り作業時に保存したデータは、ファイル読み込み時に塗りのデータを削除してモデルデータのみを読み込むことも可能。この仕様を利用すれば、モデルを修正したあとに新たに色を塗り直すこともできる。

 本ソフトによる3DCGの作成工程は、基本的にはモデル作成から色塗りへの一方通行のため、長い時間をかけながらモデルとテクスチャーの調整をするには向いていない。しかし、インターフェイスはシンプルで、簡単な操作で3Dを利用した画像を作成できるようになっている。そのため3DCG初心者だけでなく、手早くモデルを作り、色を塗って3DCGを短時間で仕上げたい場合にも活用できるだろう。

【著作権者】
Tomas Pettersson 氏
【対応OS】
(編集部にてWindows Vistaで動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
1.02(10/06/28)