REVIEW(10/07/09)

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Windows付属のFTPコマンド利用時にパスワードを保護できる「FTP Mask」

スクリプトファイル内にパスワードを記述せず利用可能になる

「FTP Mask」v1.00 「FTP Mask」v1.00

 「FTP Mask」は、Windowsに付属するFTPコマンドをスクリプトで利用する際に認証パスワードを保護できるソフト。Windows XP以降に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows Vistaで動作確認した。作者のWebサイトからダウンロードできる。

 Windowsにはコマンドラインで実行できるFTPコマンド(ftp.exe)が付属している。FTPコマンドにはスクリプトで操作を自動化する機能があり、“タスク スケジューラ”と組み合わせることでファイルの定期的なバックアップやログファイルの転送といった処理を自動化することが可能。

 しかし、FTPコマンドを記述するスクリプトファイルは平文のまま保存する必要があるため、FTPサーバーへの認証パスワードが丸見えの状態となってしまう。WindowsのFTPコマンドでスクリプトを利用する際には仕方がないことだが、これでは当然セキュリティ上の不安が残る。

 そこで本ソフトを利用すれば、スクリプトファイルにパスワードを記述することなく、FTPコマンドを実行できるようになる。スクリプトファイルにはパスワードの代わりに“キー”となるダミーの文字列を記述し、本ソフトにはその“キー”と実際の認証パスワードをセットで登録しておく。さらにFTPコマンドを実行するバッチファイルなどの冒頭へ本ソフトを起動させるためのコマンドを記述しておくことで、FTPコマンドを実行する前に本ソフトが割り込み、ダミーの文字列を正しいパスワードへ置き換える仕組みだ。

 本ソフトに登録したパスワードは、PCの個別情報やユーザー情報を利用して暗号化保存されるため、復号するには同じPC、同じユーザーでないといけないという制限がある。これにより、万が一暗号化したファイルが流出してしまっても復号まではできないことになる。なお、スクリプトやバッチファイルなどの記述内容は、同梱のヘルプファイルなどを参照してほしい。

【著作権者】
柳井 政和 氏
【対応OS】
Windows XP以降(編集部にてWindows Vistaで動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.00(09/07/08)

(久保 望)