REVIEW(10/07/05)

リボルバータイプのスキン対応アプリ起動ランチャー「Krento」

光沢感のある美しい外観と、滑らかな動きがランチャー画面を立体的に見せる

「Krento」v1.6「Krento」v1.6

 「Krento」は、ボタンが回転するアプリ起動ランチャー。32bit版および64bit版のWindows XP/Vista/7に対応するフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。動作には、.NET Framework 2.0が必要。

 アプリ起動ランチャーといえば一昔前までオンラインソフトの定番ジャンルであったが、OSが進化したり、アプリケーションがWeb化する今では、その影が薄くなりつつある。それでも、アプリケーションの起動だけが目的ではない、使って楽しいランチャーであれば話は別だろう。

 起動するとタスクトレイに常駐し、[Windows]+[C]キーでランチャー画面を呼び出せる。12個の起動ボタンが円状に並んでおり、マウスホイールやカーソルキーでボタンを回転させることが可能。光沢感のある美しい外観と、滑らかな動きがランチャー画面を立体的に見せるため、ついつい意味もなく回転させて遊んでしまう。

 この回転の仕組みは、本ソフトの操作がマウス主体なのか、それともキー主体なのかどうかで、その意味合いが変わってくる。マウス主体で操作する場合は遊び要素が強くなるが、キー主体の操作では、起動対象のアプリを回転で選ぶといったように、実用的に機能する。

 各ボタンには任意のアプリケーションのほか、PCのシャットダウンや、本ソフトの終了といった独自のツールも登録可能。またスキンにも対応しており、あらかじめ同梱された30種類のスキンはいずれも美しい仕上がりだ。

 なお初期の設定では、マウスのホイールクリックでもランチャー画面を呼び出せるようになっているが、ホイールクリックは場所を問わず有効となる。つまり、ほかのアプリケーション上でホイールクリックに機能を割り当てている場合には操作の妨げになるので、本ソフトの設定画面で当該機能をOFFにしたほうがよい。

【著作権者】
Serhiy Perevoznyk 氏
【対応OS】
Windows XP/Vista/7/XP x64/Vista x64/7 x64
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.6(10/06/24)

(中井 浩晶)