REVIEW(10/03/11)

ブログ執筆時のHTMLタグ入力を支援「Snippets Manager for Windows Live Writer」

マーカーを引いた箇所をテキストボックスで編集できる

「Snippets Manager for Windows Live Writer」v1.0「Snippets Manager for Windows Live Writer」v1.0

 「Snippets Manager for Windows Live Writer」は、ブログ投稿ソフト「Windows Live Writer」(以下、WLW)を使ってブログ記事を書く際に、HTMLタグの挿入を支援してくれるプラグイン。Windowsに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、編集部にてWindows Vista上の「Windows Live Writer」Build 14.0.8089.726 jaで動作を確認した。ライブラリサイト“Windows Live Gallery”からダウンロードできる。

 ブログ記事によく使うHTMLタグなどを登録した“スニペット”をツリー形式で管理し、必要なスニペットを選択してボタンを押すだけで、HTMLタグをカーソル位置へ挿入できる。特長は、登録したHTMLタグのなかでブログ記事に挿入するたびに編集する必要がある箇所を、テキストボックスで編集してから挿入する機能を備えていること。

 利用する際は、WLWのツールバーにある[挿入]ボタンなどから本プラグインの画面を表示する。画面は左右に分かれており、左側にツリーが表示され、右側にはツリーから選択したスニペットの内容が表示されるとともに、直接HTMLタグなどを入力できるようになっている。

 スニペットを登録する際は、まず本プラグインのツールバーにある[New Snippet]ボタンを押す。するとツリーに新しいスニペッドが追加されるので、画面右下の[Design]タブにHTMLタグを入力しよう。次に、挿入の際に編集が必要な箇所をマウスのドラッグで範囲選択し、右クリックメニューの[Mark Placeholder]項目を選んでマーカーを引く。あとはスニペットのタイトルや説明を入力して設定を保存すれば登録は完了だ。

[Send to Live Writer]タブでスニペットを挿入できる[Send to Live Writer]タブでスニペットを挿入できる

 登録したスニペットの挿入は、画面右下のタブを[Send to Live Writer]タブへ切り替えて行う。[Send to Live Writer]タブには、マーカーを引いた箇所に対応するテキストボックスが表示されるので、必要に応じて編集しよう。あとは[Add to post]ボタンを押せば、マーカーを引いた箇所を修正した状態でHTMLタグを挿入できる。また、マーカーは複数の箇所に引いておくことができ、その場合はテキストボックスが縦に並んで表示される仕組み。

 本プラグインを使えば、HTMLタグを編集する際にどこを編集するのか迷うこともない上、編集する際に誤って必要なタグを消してしまうといったミスもなくなるだろう。

【著作権者】
Kobi 氏
【対応OS】
(編集部にてWindows Vistaで動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
1.0(09/12/05)

(加藤 達也)