REVIEW(10/03/04)

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GPSを内蔵しないPCでも位置情報機能を用いたソフトを利用可能に「Geosense」

無線LANのAP情報などから得た現在位置を提供するWindows 7専用仮想GPSドライバー

「Geosense for Windows」v1.0 「Geosense for Windows」v1.0

 「Geosense for Windows」は、無線LANのアクセスポイント情報などから割り出した現在位置を提供する、“仮想GPS”機能をWindows 7へ追加するソフト。Windows 7および同64bit版に対応するフリーソフトで、利用の際は無線LAN機能を搭載したPCが必要。本ソフトの公式サイトからダウンロードできる。

 本ソフトは、Windows 7で新しく搭載された各種ハードウェアセンサーや位置情報などを提供するAPI“Windows Sensor and Location Platform”に対応した仮想GPSドライバーを追加する。この仮想GPSは、インターネットの位置情報提供サービスで得られた位置情報を、GPS経由の位置情報としてOSへ提供する仕組み。つまりGPS機器を内蔵しないPCでも同APIを用いたソフトを利用できるというわけだ。

 本ソフトは内部的に、位置情報提供サービスとして“Google Location Services”を利用している。同サービスは「Firefox」v3.5で搭載された位置情報機能でも利用されており、IPアドレスや無線LANのアクセスポイント情報などから現在位置を割り出すことが可能。作者によると、今後も対応する位置情報提供サービスを増やしていくとのこと。

 本ソフトの仮想GPS機能をてっとり早く試すには、作者サイトで配布されているデモソフトを利用すればよいだろう。デモソフトは“Windows Sensor and Location Platform”と地図サービス“Google マップ”を利用して、現在位置を地図表示するというもので、初回実行時に表示される“センサーを有効にする”ダイアログで仮想GPSを有効にすると利用できるようになる。

地図サービス“Google マップ”を利用して現在位置を地図表示するデモソフト 地図サービス“Google マップ”を利用して現在位置を地図表示するデモソフト

“センサーを有効にする”ダイアログで仮想GPSを有効に “センサーを有効にする”ダイアログで仮想GPSを有効に

 また、Windows 7に同梱されている「天気」ガジェットも“Windows Sensor and Location Platform”に対応しており、仮想GPSで得た位置情報を元にした天気情報を表示できる。ただし、利用する前に“センサーを有効にする”ダイアログや、コントロールパネルの“ハードウェアとサウンド”にある“位置センサーとその他のセンサー”画面で、“Geosense Location Sensor”を有効にする必要があるので注意。

Windows ガジェット「天気」で現在位置の天気情報を表示 Windows ガジェット「天気」で現在位置の天気情報を表示

コントロールパネルの“位置センサーとその他のセンサー”画面で“Geosense Location Sensor”を有効に コントロールパネルの“位置センサーとその他のセンサー”画面で“Geosense Location Sensor”を有効に

 なお、開発者が“Windows Sensor and Location Platform”対応のソフトを作成するには、現在テスト版が公開中の.NET Framework 4を利用したり、.NET Framework 3.5 SP1と「Windows API Code Pack」を組み合わせて利用すると手軽だ。「Windows API Code Pack」はマネージドコードからWindows 7の各種新機能を呼び出すためのライブラリで、今回紹介したデモソフトでも利用されている。詳細については、下記リンクにあるレビュー記事を参照してほしい。

【著作権者】
Rafael Rivera 氏、Long Zheng 氏
【対応OS】
Windows 7/7 x64
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.0

(柳 英俊)