REVIEW(10/02/10)

ホットキー一発であらゆるソフトからテキストをスクラップできる「CintaNotes」

キーワード検索やタグを使って必要なメモをすぐに探し出せる

「CintaNotes」Beta M10.5「CintaNotes」Beta M10.5

 「CintaNotes」は、ホットキー一発でさまざまなソフトからテキストを取り込み、メモとして残しておけるタスクトレイ常駐ソフト。Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/7に対応し、個人利用に限り無償で使用可能。作者のWebサイトからダウンロードできる。

 本ソフトを使えば、どんなソフトからでも文字列を範囲選択してホットキーを押すだけで、選択したテキストをメモとして残しておくことが可能。WebブラウザーでWebサイトを閲覧しているときに見つけた情報をはじめ、メールに添付されていたPDFファイルや“Twitter”クライアントに流れる情報など、さまざまな場面で得た情報を一箇所にまとめておきたいという人にオススメだ。

 ホットキーでテキストを取り込むと、ウィンドウのタイトルが件名、選択した文字列が本文となるほか、Webブラウザーから取り込んだ際は、そのWebページのURLも自動で登録される仕組み。メモはキーワードで検索したり、タグを使って管理できるので、いざ必要になったときに必要なメモをすぐに探し出せるのがうれしい。

メモの編集画面メモの編集画面

 タスクトレイから開けるメイン画面には、メモの件名と本文の一部が一覧表示され、それぞれの項目をダブルクリックするとメモの編集画面が開いて全文を閲覧できる。編集画面では、メモの内容を整理したり、タグをつけることができるほか、新規に編集画面を開いて思いついたことを書き留めておくこともできる。また、タグはメイン画面のサイドバーへ常に表示でき、選択したタグのつけられたメモだけを一覧することが可能。

 テキストを取り込むホットキーは、標準で[Ctrl]+[F12]キーが割り当てられているが、任意のキーに変更可能。また、メイン画面上で行えるほとんどの操作にショートカットキーが割り当てられており、効率よくメモを管理・再利用できるのも特長。たとえば[Ctrl]+[M]キーで複数選択したメモを合体させたり、[Ctrl]+[C]キーで選択したメモの内容をクリップボードへコピーすることができる。

 なお、標準ではテキストを取り込んだ際に本ソフトのメイン画面がアクティブになるが、オプションによりメイン画面を表示せず、ポップアップで通知するように設定しておくことも可能。

【著作権者】
Cinta Software
【対応OS】
Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/7
【ソフト種別】
フリーソフト(個人利用のみ)
【バージョン】
Beta M10.5(09/10/16)

(加藤 達也)