REVIEW(10/01/06)

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Windowsでスクリプト言語“Ruby”を導入するための和製インストーラー「Rumix」

定評のあるv1.8.7を採用した通常版と動作速度が向上した最新のv1.9.1同梱版を用意

「Rumix」v1.00 「Rumix」v1.00

 「Rumix」は、Windows環境へ簡単にスクリプト言語“Ruby”を導入できるソフト。Windows 98/Me/2000/XPに対応するフリーソフトで、本ソフトの公式サイトからダウンロードできる。なお、Windows 2000以前のWindowsで利用する際は別途「gdiplus.dll」が必要。

 “Ruby”は、まつもとゆきひろ氏によって開発されたオブジェクト指向のスクリプト言語。プログラミングの楽しさを重視しており、可読性が高く洗練されたソースコードを記述できるほか、最近では“Twitter”やレシピサイト“クックパッド”などのWebサービスの構築にも利用されているので、興味をもっているユーザーも多いのではないだろうか。

 しかし、スクリプト言語を学習するにあたって、初心者がまず苦労するのが実行環境の構築作業。慣れない作業なので挫折してしまうユーザーも少なくない。そんなときに便利なのが「Rumix」だ。

 本ソフトを利用すると“Ruby”本体をインストールできるほか、“RubyGems”などのライブラリの導入や環境変数の設定など、実行環境の構築も同時に行ってくれる。海外製でも同様のインストール用ソフトは存在するが、本ソフトの作者は日本人で画面デザインも日本語化されているのが心強い。

 「Rumix」には、Ruby v1.8.7を同梱した通常版と、動作速度が大幅に向上した最新版Ruby v1.9.1を同梱した“ruby 1.9.1版”という2つのパッケージが用意されており、好きなほうを選べる。判断に迷う場合は、安定動作に定評のあり、ライブラリの対応状況や学習の際の情報の豊富さに不安の少ない通常版を利用するとよいだろう。

 インストール作業はウィザード形式になっており、手順に従っていくだけよい。よくわからない場合は、[OK]ボタンを押していくだけでも問題はないだろう。ウィザード画面ではヘルプファイルのほか、外部ライブラリのインストール管理を行う“RubyGems”、RubyスクリプトをWindowsの実行ファイルに変換できるツール“Exerb”、GUIアプリケーションを作成するためのライブラリ“VisualuRuby”などの導入にも対応している。

インストール作業はウィザード形式になっており、手順に従っていくだけよい インストール作業はウィザード形式になっており、手順に従っていくだけよい インストール作業はウィザード形式になっており、手順に従っていくだけよい

 さらに、コマンドラインシェル「NYAOS」を同時にインストールすることも可能。フォルダ・ファイルを色分けしてリスト表示できる“ls”コマンドをはじめUNIXのシェルによく似た操作性を備えており、Windows標準のコマンドプロンプトよりも使いやすい。スクリプトを利用する際はコマンドラインを多用することになるので、このような強化型シェルはとても便利だ。「NYAOS」は、Windows 98系向けの「NYADOS」とWindows NT系向けの「NYACUS」の2種類に分かれているので、自分の環境にあったほうをウィザード画面で選択しよう。

 なお執筆時現在、“ruby 1.9.1版”では“Exerb”および“VisualuRuby”が利用できないので注意しよう。“RubyGems”もインストールされないが、こちらはRuby v1.9.1本体に含まれている。

コマンドラインシェル「NYAOS」を同時にインストールすることも可能 コマンドラインシェル「NYAOS」を同時にインストールすることも可能

Windows NT系向けの「NYACUS」 Windows NT系向けの「NYACUS」

「Rumix」通常版、ruby 1.9.1版ともに

【著作権者】
Dice 氏
【対応OS】
Windows 98/Me/2000/XP
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.00(09/12/29)

(柳 英俊)