REVIEW(09/12/18)

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Googleの20%プロジェクトから生まれたDNSサーバーのベンチマーク「namebench」

複数の公開DNSサーバーの応答速度を計測し、最適なDNSの設定を探すことが可能

「namebench」v1.0.5 「namebench」v1.0.5

 「namebench」は、さまざまな公開DNSサーバーの応答速度を一度に計測できるGoogle製ベンチマークソフト。Windowsなどに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 7で動作を確認した。“Google Code”内の本ソフトのページからダウンロードできる。

 DNSサーバーとは、インターネットの住所を表す“ドメイン名”と“IPアドレス”を相互変換するサーバーのこと。たとえば、Webブラウザーのアドレスバーに入力する“example.com”などがドメイン名、“192.168.0.1”などがIPアドレスにあたる。

 つまり、人間でも識別しやすい“ドメイン名”と、コンピュータで処理しやすい“IPアドレス”を相互変換(名前解決)して橋渡しをするのがDNSサーバーの役割。そのため、DNSサーバーの応答が速ければ速いほど、Webページへのアクセス速度も向上する。先日Googleが公開した“Google Public DNS”は、その応答速度の速さで大きな話題になった。

 しかし、DNSサーバーは通信距離が長いほど、一般的に送受信データの欠損や遅延が多くなる。そのため、米国にある“Google Public DNS”のサーバーが日本でも応答が速いとは一概に言えない。PCの位置やネットワーク回線の構造によっては変更するとかえって遅くなる場合もあるので、どのサーバーが一番応答速度が速いかは自分で調べなければならない。

 そこでお勧めなのが「namebench」だ。Web上で公開されているDNSサーバーの応答速度を一括チェックして、どのサーバーが一番応答速度が速いか調べられるベンチマークソフトで、勤務時間の20%を自分が重要だと思うプロジェクトへ費やせる同社の“20%プロジェクト”によるもの。

 ベンチマーク結果は、HTML形式で出力される。お勧めのDNSサーバーの設定や、現在の設定よりどれだけ応答速度が改善されるかを簡単に知ることができるほか、ベンチマークで得られたデータをさまざまなグラフで確認することが可能。

ベンチマーク結果はHTML形式で出力 ベンチマーク結果はHTML形式で出力 ベンチマーク結果はHTML形式で出力

 なお、DNSサーバーの設定はネットワーク接続のプロパティを開いたあと、“インターネット プロトコル バージョン 4(TCP/IPv4)”のプロパティ画面で変更可能。

DNSサーバーの設定は“TCP/IPv4”のプロパティ画面で変更可能。ネットワーク接続のプロパティから開くことができる DNSサーバーの設定は“TCP/IPv4”のプロパティ画面で変更可能。ネットワーク接続のプロパティから開くことができる DNSサーバーの設定は“TCP/IPv4”のプロパティ画面で変更可能。ネットワーク接続のプロパティから開くことができる

【著作権者】
Google, Inc.
【対応OS】
Windowsなど(編集部にてWindows 7で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.0.5(09/12/12)

(柳 英俊)