REVIEW(09/11/09)

TwitterのWebインターフェイスをちょっと便利にするFirefox拡張「Twitter Plus」

RTボタンや短縮URLの展開機能、発言時刻の表示機能などを追加

「Twitter Plus」v1.0「Twitter Plus」v1.0

短縮URLのマウスオーバーで元のURLをステータスバーへ表示短縮URLのマウスオーバーで元のURLをステータスバーへ表示

発言本文中のユーザー名のマウスオーバーでプロフィール画像などを表示発言本文中のユーザー名のマウスオーバーでプロフィール画像などを表示

 「Twitter Plus」は、“Twitter”のWebサイト上へ表示されるタイムラインに、さまざまな機能を追加できる「Firefox」用の拡張機能。「Firefox」に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows XP/Vista上の「Firefox」v3.5.5上で動作確認した。現在、作者のWebサイトからダウンロードできる。

 Twitterはたくさんのユーザーをフォローするとタイムライン上に多くの発言が流れるため、専用のクライアントソフトを使うのが便利だ。とはいえ、Web上のインターフェイスも一通りの機能はあるので、フォロー数がそれほど多くない人など、これで十分という人もいるだろう。

 しかしWebインターフェイスは、RTをしたいときに手動でRTの書式を書かなければいけなかったり、短縮URLの実際のリンク先がわからなかったりと、機能不足を感じることもある。そんなちょっとした不便を解消してくれるのが「Twitter Plus」だ。

 本拡張機能をインストールすると、TwitterのWebインターフェイスが見た目はほぼそのままで、各機能を少しずつ拡張できる。たとえば、お気に入りボタンの下にはRTボタンが追加され、発言を簡単にRTすることが可能。また、bit.lyによる短縮URL上へマウスカーソルを合わせると、ステータスバーに元のURLを表示できる。

 さらに、返信ボタンの左側には“@ユーザー名 RT”と書かれたリンクが現れ、クリックすると“@ユーザー名”でTwitterのリアルタイム検索が行われる。特定のユーザー宛ての発言などを確認したいときに便利だ。

 そのほか、発言本文中のユーザー名にマウスカーソルを合わせるとプロフィール画像と最新のつぶやきを表示する機能や、RTを改行、字下げして表示する機能、“5分前”など相対的に表示される発言時間の前に“1:12 PM”などと実際の時刻を表示する機能などを備えている。

 なお、本ソフトはインストール方法が通常の拡張機能とは異なり、作者サイトからZIP形式の配布ファイルをダウンロードしたのち、拡張子をXPIに変更して「Firefox」のウィンドウへドラッグ&ドロップする必要がある。

 また、本バージョンではRTを改行、字下げする機能が発言によっては正常に動作しないほか、“もっと読む”リンクで読み込まれる2ページ目以降や、リスト機能で表示されるタイムライン上では機能が拡張されない。今後の対応に期待したい。

【著作権者】
(株)アクシオン
【対応OS】
(編集部にてWindows XP/Vistaで動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.0(09/11/08)

(中村 友次郎)