REVIEW(09/09/18)

宇宙船を操作して隕石群やデブリをかわしていく3Dアクション「WallThrough」

一度のミスが命取り、アイテムを活用してどこまでも宇宙船を進めよう

「WallThrough」「WallThrough」

 「WallThrough」は、宇宙船を操作して隕石群やデブリ(宇宙ゴミ)をかわしていく3Dアクションゲーム。Windowsに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows Vistaで動作を確認した。ベクターのライブラリページからダウンロードできる。

 フィールドは3Dで、舞台となる宇宙空間には多数の隕石やデブリが漂っている。プレイヤーは宇宙船を操作して、障害物を避けながらひたすら画面の奥へと向かって進んでいく。時間経過とともにスコアが加算されていく仕組みとなっており、一度でも障害物にぶつかってしまうと即刻ゲームオーバーというシビアなルールのなかで、どれだけスコアを伸ばせるかを競う。

 宇宙船は停止することができず、常に前進する。基本的な操作は簡単で、キーボードのカーソルキーを使って障害物にぶつからないように宇宙船を上下左右へと動かすのみ。また、一定時間カーソルキーから手を離しておくと、宇宙船が光をまとって加速する“風きり”状態となり、より多くのスコアを稼ぐことが可能となる。

 宇宙空間にときおり浮遊しているクエスチョンマークの描かれた球体を取得すると、ランダムでアイテムが手に入る。アイテムは、障害物を消しながら進めるようになる“STAR”や、上下左右への移動速度が上昇し、障害物を避けやすくなる“SpeedUP”などハイスコアを狙う上で重要なものから、光で画面を遮ってプレイヤーの操作を妨害してくる“Flash”など全6種類が用意されている。

 たとえば“STAR”を使えば障害物を気にせずに“風きり”ができるため、ノーリスクでスコアを稼げるといったメリットがあるが、アイテムを取りに行くことに集中しすぎて障害物の確認をおろそかにするとすぐにゲームオーバーとなってしまうため注意しよう。

矢印の向きに合わせてキーボードのカーソルキーを入力する“CAUTION MODE”矢印の向きに合わせてキーボードのカーソルキーを入力する“CAUTION MODE”

 ある程度フィールドを進むと、画面中央に連続して表示される矢印の向きに合わせてキーボードのカーソルキーを入力する“CAUTION MODE”へとゲームが切り替わる。制限時間内に対応するキーを入力できれば多くのスコアを稼ぐことができるが、時間内に入力できないとゲームオーバーとなってしまうためここでも気が抜けない。

 “CAUTION MODE”が終わると、再び宇宙船を操作する“NORMAL MODE”へと戻る。本作は、障害物にぶつかるなどしてゲームオーバーになるまで“NORMAL MODE”と“CAUTION MODE”を繰り返してゲームが進行する仕組みとなっている。

【著作権者】
神戸電子専門学校
【対応OS】
(編集部にてWindows Vistaで動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
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(加藤 達也)