REVIEW(09/09/03)

Windowsのデザイン原則を共有できる開発者向けのガイドブック“UX ガイド”

新UI“リボン”の特徴や実装例、Windows 7を対象にした各種ガイドラインも掲載

「Windows ユーザー エクスペリエンス ガイドライン」「Windows ユーザー エクスペリエンス ガイドライン」

Windows 7のスタートメニューやタスクバーに関するガイドラインも掲載Windows 7のスタートメニューやタスクバーに関するガイドラインも掲載

 「Windows ユーザー エクスペリエンス ガイドライン」は、マイクロソフトが提供するアプリケーション開発者向けのガイドブック。PDF型式で配布されており、同社の開発者向け情報サイト“MSDN”よりダウンロードできる。

 本ガイドブックは、Windowsのデザインコンセプトをアプリケーション開発者と共有することで、ユーザビリティの向上を目指すという趣旨で公開された。

 主な内容は、ユーザーインターフェイスの設計に対する考え方や、ボタン、チェックボックスといった各種コントロールの使い方、さらには機能や操作に応じた適切なコントロールの選び方、用語集などが全775ページにわたって掲載されている。

 また、「Microsoft Office」などで採用されている新UI“リボン”の特徴や実装例、さらにWindows 7を対象にしたスタートメニューやタスクバーなどの設計思想についても知ることができる。

 これからアプリケーションの開発を目指すユーザーにとっては、本ガイドブックで学べることが多いはずだ。また熟練の開発者も、Windows 7の発売を前に一度ユーザーインターフェイスについて見直してみるとよいだろう。

(久保 望)