REVIEW(09/08/28)

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シンプルな中小事業所向けプロジェクト管理ソフト「Projectscape Free Edition」

ガントチャートや担当者ごとのタスク表示、1日単位での進捗レポート出力が可能

「Projectscape Free Edition」v1.0.1 「Projectscape Free Edition」v1.0.1

 「Projectscape Free Edition」は、ガントチャート機能や担当者ごとのタスク表示機能などを備えるプロジェクト管理ソフト。Windows XP/Vistaに対応するフリーソフトで、動作には.NET Framework 2.0が必要。作者のWebサイトからダウンロードできる。

 本ソフトは、ガントチャートを作成できるプロジェクト管理ソフト。必要最小限の機能は網羅しつつ、画面デザインはシンプルにまとめられているので、中小事業所が表計算ソフトによるプロジェクト管理から乗り換える対象としてはうってつけだ。また、ソフトウェアのプロジェクト・バグ管理を行えるWebアプリケーション“Trac”と連携できる機能を備えるので、ソフトウェア開発会社などでも威力を発揮するだろう。

 利用するには、まずプロジェクト全体に関する情報を設定しておくとよいだろう。メニューの[プロジェクト]−[プロジェクト情報]からは、プロジェクトの名前や説明、休日などを設定可能。ついで、[プロジェクト]−[担当者管理]メニューから、“担当者管理”ダイアログを開いて、プロジェクトの参加メンバーを登録しておくと、あとの操作をスムーズに行える。

 画面はタブで区切られており、“ガントチャート”タブ、“担当者別ビュー”タブ、“進捗レポート”タブの3つを切り替えながら、1つのプロジェクトを管理する仕組みになっている。

 メインとなるのは“ガントチャート”タブ。[新規タスク]ボタンを押してタスクを作成し、WBS(Work Breakdown Structure)を作成していこう。WBSとはプロジェクトをタスクへと細分化して、そのタスクをツリー形式の階層構造として整理したもの。一度作成したタスクは、表計算ソフトのセルを編集する感覚でタスク名・担当者・開始日・終了日・進捗状況を入力できる。その際は、“WBS”モードにして、ガントチャート画面を非表示にしておくと編集が楽になる。

 WBSを作成・編集すると、自動でそれにもとづいたガントチャートが作成される。また、ガントチャート側でタスクをドラッグ&ドロップして、開始日・終了日などを編集することも可能。そのほか、基準となる日を指定して、そこからの早い・遅いを表現する折れ線を挿入できる“イナズマ線”機能なども備えている。

“ガントチャート”タブの“WBS”モード “ガントチャート”タブの“WBS”モード

ガントチャートの表示例。“イナズマ線”機能なども利用可能 ガントチャートの表示例。“イナズマ線”機能なども利用可能

 2つ目の“担当者別ビュー”タブでは、WBSを分析して担当者ごとの負荷状況を表示する。忙しい人、余裕のある人が一目でわかるので、役割分担の見直しなど役立てよう。残りの“進捗レポート”タブでは、指定した日の進捗情報を読みやすく整形して出力できる。印刷すればそのままプロジェクトの進捗報告書になるのが便利。

“担当者別ビュー”タブ “担当者別ビュー”タブ

“進捗レポート”タブ “進捗レポート”タブ

 なお、本ソフトは機能限定のフリーソフト版で、CSV形式でのデータエクスポートができない、印刷時にヘッダーへ“Projectscape無料版”というテキストが挿入されるなど、一部の機能が制限されているので注意。すべての機能を利用できる製品版の価格は1ライセンス12,800円(税込み)で、30日間すべての機能を試用することが可能。

【著作権者】
オフザボール(合)
【対応OS】
Windows XP/Vista
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.0.1(09/06/13)

(柳 英俊)