REVIEW(09/07/27)

「Firefox」を“プライベートブラウジング”状態で起動できる拡張機能

専用のショートカットファイルを作成しておくと便利

「Private Browsing Command Line Flag」v2009.06.30「Private Browsing Command Line Flag」v2009.06.30

 「Private Browsing Command Line Flag」は、「Firefox」の“プライベートブラウジング”機能を手軽に利用できる拡張機能。「Firefox」v3.5以降に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows XP/Vista上の「Firefox」v3.5.1で動作を確認した。ライブラリサイト“Firefox Add-ons”からダウンロードできる。

 “プライベートブラウジング”とは、一時的にWebページの閲覧履歴、検索履歴、フォーム入力履歴、ダウンロード履歴、一時ファイル、Cookieを保存せずにWebブラウズができる機能で、共有PCなどを使う際の個人情報保護に活用できる。

 「Firefox」ではv3.5より搭載された機能で、最近ではIE8、「Google Chrome」、「Safari」でも同等の機能が搭載されており、Webブラウザーの一機能として欠かせないものとなってきている機能だ。

 「Firefox」v3.5で本機能を利用するには、[ツール]メニューから[プライベートブラウジングを開始]をクリックすることで有効にできる。しかし、各種履歴を残したくない状況にもかかわらず、うっかり機能を有効にし忘れてしまうといったこともあるだろう。

 本拡張機能は、「Firefox」の起動オプションに“-private”をつけることで、起動と同時にプライベートブラウジングを有効にできるというもの。起動オプションを付加した専用のショートカットファイルを作成しておけば、意識することなくプライベートブラウジングの状態でWebブラウズができる。もちろん、この状態で起動したあとにプライベートブラウジングを無効化することも可能だ。

【著作権者】
Jean-Charles Sisk 氏
【対応OS】
(編集部にてWindows XP/Vistaで動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
2009.06.30(09/06/30)
 

(久保 望)