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「Windows 10 Insider Preview」Build 14352に定期的なマルウェアスキャン機能が追加

メインのマルウェア対策ソフトの補助として「Windows Defender」を活用

“Periodic Scanning(定期スキャン)”機能

 米Microsoft Corporationは26日(現地時間)、同日付けでリリースした「Windows 10 Insider Preview」の最新版Build 14352へ“Periodic Scanning(定期スキャン)”機能を追加したことを明らかにした。この機能は今夏リリースの「Windows 10 Anniversary Update」に正式搭載される予定。

 最近のWindowsでは、サードパーティー製のマルウェア対策ソフトを追加でインストールすると、OS標準のマルウェア対策機能「Windows Defender」が無効化され、利用できなくなる。

 今回追加された“Periodic Scanning”機能は、こうして「Windows Defender」が無効化されている場合にも、定期的に「Windows Defender」によるシステムスキャンを行い、マルウェアを検知した際にそれをユーザーへ通知してくれるというもの。メインのアンチマルウェアソフトの補助として「Windows Defender」を活用することで、システム全体のセキュリティをより高めることができるだろう。

 本機能は初期状態で無効化されており、利用するには「設定」アプリの[更新とセキュリティ]-[Windows Defender]画面にある“Periodic Scanning”の設定をONにする必要がある。

 なお、本機能はあくまでもサードパーティー製マルウェア対策ソフトの補助として機能するため、システムにマルウェア対策ソフトが追加でインストールされていない場合は設定にアクセスできず、有効化することができないので注意。

(樽井 秀人)