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「foobar2000」のWindows 10 Mobileでも動作するUWP版が公開プレビュー、iOS/Android版も

MP3やMP4/M4A、Ogg Vorbis、Opus、FLACなどの人気のフォーマットに幅広く対応

「foobar2000 mobile」v1.3.18

 「foobar2000 mobile」が10日、プレビュー版として一般公開された。高いカスタマイズ性が人気の定番音楽プレイヤー「foobar2000」の“ユニバーサル Windows プラットフォーム(UWP)”版で、Windows 10とWindows 10 Mobileで動作する。現在、“Microsoft ストア”から無償でダウンロード可能。iOS版とAndroid版も同時にリリースされている。

 今回パブリックプレビューとなった「foobar2000 mobile」は、2014年から開始されたモバイルへの移植プロジェクトをベースとしたもの。デコード処理に「FFmpeg」を利用していない点や、リプレイゲインのためのスキャナーを搭載していない点、Windows Phone 8.1をサポートしていない点を除けば、ベータテスト中であったWindows Phone版と同等で、コードベースは共通であるという。

 ただし、一部の機能は有償のプレミアム版でのみ利用できるようにする計画のため、どの機能をプレミアム版専用にするのかを決定するまでは、ベータテスト版にあったいくつかの機能が無効化されているという。

 UWP版「foobar2000 mobile」は、まだユーザーインターフェイスのデザインに若干粗削りなところが見られるが、MP3やMP4/M4A、Ogg Vorbis、Opus、FLAC、WavPackなどといった人気のフォーマットに幅広く対応するほか、スキン機能やDSPマネージャー機能、UPnPメディアサーバー機能などをサポートするなど、本家「foobar2000」に劣らず多機能だ。デスクトップとモバイルの両方で利用できるが、まだ本格的なメディアプレイヤーアプリの少ないWindows 10 Mobileでは特に有用だろう。

アルバム画面
再生画面
スキン機能。ホワイトとブラックのテーマ切り替えが可能
DSPマネージャー機能

ソフトウェア情報

「foobar2000 mobile」
【著作権者】
Resolute
【対応OS】
Windows 10/10 Mobile
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.3.18(16/05/10)

(樽井 秀人)