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RPGツクール95時代の名作RPG「Creatures ~生きとし生けるもの達へ」MVリメイク版が公開

現在は前編が公開されており、後編も完全無償でリリース予定

「Creatures ~生きとし生けるもの達へ」

 ゲーム開発ツール「RPGツクールMV」の公式サイトにて21日、“MYクリエーターズゲームコレクション”のページが開設、(株)Child-DreamのRPGツクール95製RPG「Creatures ~生きとし生けるもの達へ」のRPGツクールMVによるリメイク版が公開された。

 「Creatures ~生きとし生けるもの達へ」は、1998年に前編(第一部)がフリーソフト、後編(第二部)がシェアウェアとして公開されたRPG。モンスターを主人公とした異色の設定や、人間とモンスターの関係などを描いたテーマ性と物語性の濃いシナリオ、オリジナルのテーマ曲などが高い評価を受けた。RPGツクールを利用して有償作品をリリースしたことも当時としては画期的で、幻のピアノ曲をテーマにした前作「Lost Memory」と共に、Windows版ツクール製RPGの黎明期における代表作のひとつと言える。

 18年を経て登場した今回のリメイク版では全編を完全無償でリリース予定。現在は前編までが公開され、後編は制作中とのこと。シナリオは当時のままで、タイトル画面やゲーム中に挿入されるイラストは新規に描き起こされている。

 ゲームはWindows/Mac用のダウンロード版およびWebブラウザー版が用意されている。Child-Dreamによると、元々PC用に作られていた作品のためフィールドが大きく、スマートフォンのWebブラウザーでは動作が重くなる場合があるという。スマートフォンでのプレイが難しい場合はPCでのプレイを推奨とのこと。

 “MYクリエーターズゲームコレクション”では『複数メディアやユーザーから評価された名作の数々がRPGツクールMVでよみがえる』としており、今後も過去のツクールで制作された作品のリメイク版の公開が期待される。またChild-Dreamは「Lost Memory」や、アドベンチャーゲーム「人形の傷跡」のRPGツクールMVによるリメイク版も開発中だ。

(中村 友次郎)