「FFFTP」v1.99が正式版に。自動更新機能を搭載し、64bit版のバイナリも追加

「FFFTP」v1.99

　FFFTP Projectは2日、定番FTPクライアントソフト「FFFTP」の最新版v1.99を公開した。現在、“OSDN（旧SourceForge.JP）”のプロジェクトページから無償でダウンロード可能。本バージョンは2014年11月に初めてベータ版がリリースされて以来、1年半にわたってテストが続けれられていたが、今回ようやく正式版としてリリースされた。

　本バージョンでは従来の32bit版に加え、新たに64bit版がラインナップに追加された。この64bit版のバイナリを利用すれば、64bit版Windowsで特定の操作が行えない問題が回避できるという。また、Windows 8.1/10での動作が確認されたほか、Windows 7以降ではタスクバーにファイル転送の進捗状況が表示されるようになるなど、シェルとの統合が進んだ。また、近年普及が進みつつある高DPIディスプレイもサポートされている。

　さらに、アプリケーションの自動更新機能が搭載された。この機能はWindows XP SP3以降で利用可能で、定期的（初期設定では7日ごと）にサーバーへ接続して更新がないかどうかを確認し、あればそれを適用するかどうかをユーザーに確認してくれる。

　そのほかにも、マスターパスワードを用いてすべての設定を暗号化する機能や、タイトルバーに現在の接続の暗号化状態を表示する機能などを追加。また、ホストのファイル名の漢字コードの自動判別の精度も改善されており、とくにHFS+ファイルシステムのUTF-8がサポートされた結果、Macとファイルを送受信する際にファイル名のひらがなやカタカナの濁点、半濁音が正しく扱われるようになっているという（Windows Vista以降のみ）。