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「Firefox」派生ブラウザー「Pale Moon 26」、エンジンを“Gecko”から“Goanna”へ

“Gecko”のバージョンナンバリングが混乱を招く点や商標問題から新たな名前で再出発

「Pale Moon」v26.0.0

 Moonchild Productionsは26日、「Firefox」から派生したWebブラウザー「Pale Moon」の最新版v26.0.0を公開した。現在、本ソフトの公式サイトからダウンロード可能。

 「Pale Moon」は、「Firefox」からフォーク(分岐)したオープンソースのWebブラウザー。対応OSはWindows/Linux。

 最新CPUの機能を積極的に活用しているのが特徴で、拡張命令セットを駆使した高速な動作が期待できる。最新CPUに対応した32bit版と64bit版のほか、Intelの“Atom”プロセッサーやWindows XP/Server 2003環境に最適化されたバージョンが存在する。

 ユーザーインターフェイスは「Firefox 28」までの古いデザインがベースなので、旧デザインを好むユーザーにお勧め。「Firefox」拡張機能の互換性も確保されている。また、「Pale Moon」独自の拡張機能を利用することも可能だ。

 今回のアップデートの目玉は“Gecko”エンジンに代わり、“Goanna(オオトカゲの意)”と呼ばれる独自エンジンを採用したこと。現在の“Gecko”のバージョンナンバリングが混乱を招く点や、“Gecko”という名前がNetscape/AOLの商標である点などから、新たに“Goanna”という名前で開発を進めることになったようだ。“Goanna”は“Gecko”と多くの共通点をもつものの完全に同じものではなく、Web標準に準拠しつつも実際の利用状況やパフォーマンスなどのバランスを考慮し、あえて実装していない機能もあるという。

 そのほかにも、本バージョンでは翻訳リソースの欠如によりサポートする言語パックが削減された。ただし、日本語版の言語パックは利用可能。また、いくつかの脆弱性が修正されている。

ソフトウェア情報

「Pale Moon」
【著作権者】
Moonchild Productions
【対応OS】
64bit版を含むWindows XP/Server 2003/Vista/7/8/8.1/10およびServer 2008以降
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
26.0.0(16/01/26)