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「RPGツクールMV」がついに発売、日本語訳された海外プラグインも提供

スマートフォンなどマルチデバイスへ出力可能。ニンジャスレイヤー等の素材も予定

「RPGツクールMV」v1.01

 (株)KADOKAWAは17日、定番RPG制作ソフト“RPGツクール”シリーズの最新作「RPGツクールMV」を販売開始した。現在、オンラインショッピングサイト“エビテン”などから購入できるほか、30日間試用可能な体験版が公式サイトからダウンロード可能。

 「RPGツクール」は、フィールドや町、ダンジョンなどの“マップ”を作成、そこに会話や戦闘などの“イベント”を配置することで簡単にRPGを制作できるソフト。

 最新作の「RPGツクールMV」では、RPGツクール史上初となるマルチデバイス出力に対応。WebブラウザーでプレイできるHTML5形式での出力を基本とし、Windows環境向けのEXE形式、Mac向けのAPP形式、AndroidのAPK形式、iOSのIPA形式という5つのフォーマット向けにゲームを開発できるようになった。さらに、従来の「RPGツクール」で必要だったRTP(ランタイムパッケージ)がゲームの制作にもプレイ時にも不要となっている。

 また、ユーザー登録を行うと、特典として日本語に翻訳された海外製の「RPGツクールMV」用プラグインがダウンロードできるようになる。プラグインは、「RPGツクールVXAce」のプロジェクトを「RPGツクールMV」用に変換できる“Ace to MV Converter”や、ゲーム内のスキルにクールダウンタイムを設定可能となる“Skill Cooldowns”など、54種類のプラグインが提供される。

配信が予定されているキャラクター素材(同社Webサイトより引用)

 さらに、「RPGツクールMV」ではシリーズ史上最大規模をうたうゲーム制作用素材が提供される。SEが355曲、パッケージキャラの素材が16名分、657枚もの立ち絵など、前作比で200%以上の増量が果たされた。加えて、「パックマン」、“ダンガンロンパ”シリーズ、“ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨン”など、22作品より40体以上のキャラクター素材が今後配信されていくという。

 本ソフトの希望小売価格は12,800円(税別)。Windows版は64bit版を含むWindows 7/8/8.1/10に対応するほか、“Steam”ではMac版の配信も行われている。

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(市川 祐吉)