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米Microsoft、“OneDrive”の容量削減を回避できる期間限定Webサイトを開設

“camera roll bonus”を含めれば最大30GBを無償で利用し続けることが可能に

“OneDrive”向け特設Webサイト

 米Microsoftは、同社のオンラインストレージサービス“OneDrive”のTwitterアカウントにて、削減が予定されている“OneDrive”の無償容量を保護できるようになったことを告知した。

 米Microsoftは11月2日、“OneDrive”で利用可能なストレージ容量について、大幅な容量削減を行うことを発表していた。発表では“Office 365”に付帯する“OneDrive”のストレージ容量が無制限から1TBへ制限(日本では元から1TBまで)されるほか、無償で利用可能な容量が15GBから5GBへ削減されることが告知されていた。また、15GBの容量が追加される“camera roll bonus”も提供終了となる予定だった。

 この削減について、ユーザーから怒りが噴出。ユーザーの声を募ったりフィードバックを集積するWebサイト“UserVoice”の“OneDrive”に関するページでは、“Give us back our storage”と題されたスレッドへ7万を超える投票と4千件以上のコメントが投稿されるに至った(現在、MicrosoftのDouglas Pearce氏から寄せられたコメントをもって投票は締め切られている)。

 ユーザーからの声に対し、米Microsoftは“OneDrive”容量の保護を申し込めるWebサイトを設置。ここから申し込むことで、無料版のユーザーでも従来通り15GBの容量を利用し続けることが可能になるほか、“camera roll bonus”として提供されていた15GBの追加容量も引き続き利用できるようになる。本サービスへの申し込みは2016年1月31日(現地時間)までとなっている。

(市川 祐吉)