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Adobe、「Adobe Flash Player 20」「Adobe AIR 20」を正式公開。脆弱性の修正も

CVE番号ベースで77件の脆弱性を修正

「Adobe Flash Player 20」
ハードウェアアクセラレーションを利用するかどうかを設定ダイアログで切り替え

 米Adobe Systems Incorporatedは8日(現地時間)、「Adobe Flash Player 20」および「Adobe AIR 20」(コードネーム:Rankin)を正式公開した。現在、同社のWebサイトからダウンロード可能。すでにインストールされている場合は、自動更新機能により自動で最新版へとアップデートされる。

 「Adobe Flash Player 20」では、Windows 8/10の「Internet Explorer」「Microsoft Edge」でハードウェアアクセラレーションを利用するかどうかを設定ダイアログで切り替えられるようになった。GPUドライバーの不具合などでビデオ再生や“Stage3D”コンテンツのレンダリングが正常に行えない場合は、この設定を無効化すると改善されることがある。

 そのほかにも、NPAPI版プラグインと同様、PPAPI版プラグインでもベクター印刷がサポート。「Adobe AIR 20」では「Android SDK」が最新版へとアップデートされたほか、Mac OS Xでは「Adobe AIR」が64bit化されている。

 なお、今回のアップデートは月例のセキュリティアップデートも兼ねているので注意。

 同社が公開したセキュリティ情報(APSB15-32)によると、修正された脆弱性はCVE番号ベースで77件で、深刻度は同社基準で4段階中最高の“Critical”。万が一脆弱性を悪用されると、最悪の場合、攻撃者にシステムを乗っ取られる恐れがあるという。

 そのため、同社はLinux版「Adobe Flash Player」と「Adobe AIR」を除くすべての製品で、更新プログラムの適用優先度を“1(72時間程度以内を目安とした可能な限り迅速なアップデートが必要)”と定め、以下の最新版への更新を強く推奨している。

  • 「Flash Player」デスクトップランタイム(Internet Explorer):v20.0.0.228
  • 「Flash Player」デスクトップランタイム(Firefox/Safari):v20.0.0.235
  • 「Flash Player」延長サポートリリース:v18.0.0.268
  • 「Flash Player」Linux版:v11.2.202.554
  • 「Adobe AIR」デスクトップランタイム:v20.0.0.204

 なお、延長サポートリリースは何らかの理由で「Adobe Flash Player 20」を導入することが困難な環境を対象としたバージョンで、「Adobe Flash Player」のヘルプページからダウンロード可能。

 また、Windows 8/8.1の「Internet Explorer 10」「Internet Explorer 11」用、およびWindows 10の「Internet Explorer 11」「Microsoft Edge」用の「Flash Player」の最新版は“Windows Update”を通じて提供される。また、「Google Chrome」用の最新版は同日付けで公開された最新版に同梱されている。バージョンはいずれもv20.0.0.228。

ソフトウェア情報

「Adobe Flash Player」Windows版
【著作権者】
Adobe Systems Incorporated
【対応OS】
Windows XP/Vista/7/8/8.1/10および64bit版の7/8/8.1/10
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
20.0.0.228(15/12/08)
「Adobe AIR」Windows向けデスクトップランタイム
【著作権者】
Adobe Systems Incorporated
【対応OS】
Windows Server 2008/7/8/10
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
20.0.0.204(15/12/08)