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無償の統合システムメンテナンスソフト「Advanced SystemCare 9 Free」が公開

いくつかの保護機能とWindows 10最適化機能を追加。UIの見直しも

「Advanced SystemCare 9 Free」v9.0.3.1077

 米IObit Information Technology(日本代理店(株)エクサゴン)は26日(日本時間)、統合システムメンテナンスソフト「Advanced SystemCare」の最新版v9.0を公開した。現在、同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

 「Advanced SystemCare」は、PCのメンテナンスを自動で行うツール。PCの動作を妨げているスパイウェアの除去、不要ファイルの削除、システムの最適化といった処理をワンクリックで行ってくれる。さらに最近のバージョンではWebブラウザーの保護機能やプライバシー保護機能なども搭載。アンインストールツール「IObit Uninstaller」やドライバー更新ツール「Driver Booster」をはじめとするIObit製の各種メンテナンスツールをダウンロードして起動するランチャー機能や、デスクトップガジェット機能なども備える。

 本バージョンでは、不要な常駐プログラムを一時的に停止してシステムを高速化する“ターボブースト”、スタートアップに自動実行されるプログラムを整理してOSの起動速度を上げる“スタートアップ マネージャー”、システム設定を見直して高速化を図る“ディープ最適化”などの機能が[スピードアップ]タブに整理された。

 また、外部アプリケーションによるDNS設定の書き換えを防止する“DNS プロテクト”機能と、広告やアクセス解析によるユーザー行動の追跡を防ぐ“ブラウザ トラッキング対策”機能を新たに搭載。これらはシステムとWebブラウザーの保護機能をまとめた[保護]タブから利用できる。

[スピードアップ]タブ
[保護]タブ

 そのほかにも、通常のスタイリッシュなスキンに加え、文字の読みやすさを重視した“Readable”スキンが追加されるなど、使い勝手の向上が図られている。

 また、クリーンアップ機能や最適化機能がWindows 10に正式対応したのも大きな変更点。Windows 10専用のセキュリティ関連機能をまとめた“Win 10 強化”機能も、[保護]タブから利用できる。

 「Advanced SystemCare」は64bit版を含むWindows XP/Vista/7/8/8.1/10に対応しており、機能限定版の「Advanced SystemCare Free」は無償で利用可能。有償ライセンス(税抜き3,790円)を購入すれば、すべての機能が利用できる上位版「Advanced SystemCare PRO」へアップグレードすることができる。

ソフトウェア情報

「Advanced SystemCare 9 Free」
【著作権者】
IObit Information Technology
【対応OS】
64bit版を含むWindows XP/Vista/7/8/8.1/10
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
9.0.3.1077(15/11/26)

(樽井 秀人)