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無償のリモートデスクトップ操作ソフト「TeamViewer 11」のベータ版が公開

ファイルの転送速度が最大で15倍高速化、データ使用率は30%低減

「TeamViewer」v11.0.50714 Beta

 独TeamViewer GmbHは4日(日本時間)、リモートデスクトップ操作ソフト「TeamViewer」の次期バージョン「TeamViewer 11」のベータ版を公開した。Windows/Mac OS X/Linuxに対応しており、個人の非商用に限り無償で利用可能。現在、同社のWebサイトからダウンロードできる。

 「TeamViewer」は、マルチプラットフォーム対応のリモートデスクトップソフト。デスクトップ端末向けだけでなく、タブレット端末やモバイル端末向けの接続アプリが用意されており、さまざまなプラットフォームで利用できるのがメリットだ。またリモートデスクトップ以外にも、オンラインサポートやオンラインミーティング、プレゼンテーションなど幅広い用途に利用できるのも特徴。

 次期バージョンの「TeamViewer 11」は、より少ない帯域幅で効率的にリモートデスクトップ画面のレンダリングが行えるように処理が最適化。同社によると、限られた帯域幅でも画質の向上が期待できるほか、ファイルの転送速度が最大で15倍高速化、データ使用率は最大で30%低減できたという。

 また、パフォーマンスだけではなく操作性も改善。リモートコントロール画面がスタイリッシュで視認性の高いデザインへと一新され、使いたい機能を簡単に見つけられるようになった。

 そのほかにも、「Google Chrome」アプリを利用したChrome OSへの接続が新たにサポートされた。もちろん、Windows 10も正式にサポートされている。また、Android端末への無人アクセスへ対応したほか、GUIのないLinux環境にも接続できるようになった。

ソフトウェア情報

「TeamViewer」Windows 版
【著作権者】
TeamViewer GmbH
【対応OS】
Windows(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト(個人の非商用のみ)
【バージョン】
11.0.50714 Beta(15/11/04)

(樽井 秀人)