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タスク管理ツール「Wunderlist」のWindows 10版が正式版に、“Cortana”もサポート

キーボード操作の改善やハイコントラストテーマへの対応などアクセシビリティが向上

「Wunderlist」v3.6.3.0

 米Microsoft傘下の6 Wunderkinder GmbHは2日(現地時間)、タスク管理ツール「Wunderlist」のWindows 10版を正式公開した。現在、“Microsoft ストア”から無償でダウンロード可能。

 「Wunderlist」は、家族や友人とタスクリストを共有できるToDoサービス“Wunderlist”の公式クライアントアプリ。幅広いプラットフォームをサポートするのも特長の一つで、Windows/Macなどのデスクトップ端末だけでなく、Windows Phone/iOS/Androidなどのモバイル端末とリアルタイムでタスクを同期できる。Windows 10版は今年8月からプレビュー版が公開されていた。Windows 10版はユニバーサル Windows プラットフォーム(UWP)アプリとなっており、今後登場するWindows 10モバイル端末への対応も予定されている。

 Windows 10向けの「Wunderlist」は、ユーザーインターフェイスがWindows 10にフィットしたデザインへ一新。メイン画面はタイトルバー、タスクリスト、サイドバーから成っており、タイトルバーには共有や並び替えを行うためのアクションボタンが設けられている。

 一方、サイドバーは“ハンバーガー”ボタン(画面左上にある横三本線のアイコン)で自由に開閉可能で、その隣には検索ボックスが統合された。また、タスクを選択した際に現れる詳細ビューも、Windows 8.x版よりも見やすいデザインになっている。

Windows 8.x版
Windows 10版

 なお、背景画像は設定パネルから好みのものへ変更することが可能。設定パネルへは、ユーザー名のところにあるプルダウンメニューからアクセスできる。

 そのほかにも、キーボード操作の改善やハイコントラストテーマへの対応など、アクセシビリティ関連の機能強化も盛り込まれた。また、音声アシスタント機能“Cortana”との連携もサポート。日本語版のWindows 10にはまだ“Cortana”が搭載されていないが、いずれ標準搭載された暁には声でToDoを登録できるようになるはずなので期待したい。

ソフトウェア情報

「Wunderlist」
【著作権者】
6 Wunderkinder GmbH
【対応OS】
Windows 10(x86、x64)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
3.6.3.0(15/10/02)

(樽井 秀人)