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Mozilla、「Thunderbird」の最新安定版v38.3.0を公開

ダウンロード履歴を表示する[保存したファイル]タブが改善。多くの不具合修正も

「Thunderbird」v38.3.0
[保存したファイル]タブ

 Mozillaは9月29日、メールソフト「Thunderbird」の最新安定版となるv38.3.0を公開した。今回のアップデートは安定性の向上がメインで、脆弱性の修正はない。

 今回のアップデートでは、保存した添付ファイルなどのダウンロード履歴を表示する[保存したファイル]タブにフィルター機能が追加された。[保存したファイル]タブの右上にあるテキストボックスにキーワードを入力すると、名前がそれにマッチするファイルだけが絞り込み表示される。たとえば、画像ファイルのみを抽出したいといった場合に便利だろう。また、ダウンロード履歴をすべて削除する[ログを消去]ボタンも追加されている。

 そのほかにも、Maildir形式のメールにフィルターを適用するとクラッシュする不具合や、長い参照ヘッダーをもつメールが正しく復号されない問題なども解決されている。

 「Thunderbird」はWindows/Mac/Linuxなどに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在MozillaのWebサイトからダウンロード可能。Windows版は窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。すでに利用中の場合は、自動アップデート機能を利用して最新版へアップデートすることも可能。

ソフトウェア情報

「Thunderbird」Windows向け安定版
【著作権者】
contributors to the Mozilla Project
【対応OS】
Windows XP/Server 2003/Vista/7/8および64bit版のVista/7など
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
38.3.0(15/09/29)

(樽井 秀人)