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「iOS 9」「OS X El Capitan」をサポートした「iTunes」v12.3、66件の脆弱性修正も

二要素認証のサポートや不具合の修正、安定性やパフォーマンスの改善も施される

「iTunes」v12.3.0.44

 米Apple Inc.は16日(現地時間)、メディアプレイヤー「iTunes」の最新版v12.3を公開した。現在、同社のWebサイトからWindows版およびMac版が無償でダウンロードできる。

 「iTunes 12.3」は新しいモバイルOS「iOS 9」をサポートするほか、10月1日にリリース予定のデスクトップOS「OS X El Capitan」にも対応。また、“Apple ID”をより確実に保護するための二要素認証(IDとパスワードのほかに、スマートフォンで取得したワンタイムパスワードなどを利用する認証)がサポートされた。

 そのほかにも、“次はこちら”の曲順を変更できない問題や、iOSで曲に付けた“ラブ”が「iTunes」と同期されない問題、“最近再生した項目”に一部のラジオステーションが表示されない問題が解消された。また、安定性やパフォーマンスも改善されているという。

 なお、本バージョンではCVE番号ベースで66件の脆弱性が修正されているので注意。いずれもアプリケーションのクラッシュを引き起こしたり、任意のコードが実行される恐れのある脆弱性で、Windows 7およびそれ以降に影響する。

ソフトウェア情報

「iTunes」Windows版
【著作権者】
Apple Inc.
【対応OS】
64bit版を含むWindows 7以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
12.3.0.44(15/09/16)

(樽井 秀人)