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“ニコニ立体”、“WebGL”で実装された「WebGLプレイヤー」を正式リリース

従来の「Unityプレイヤー」は段階的に廃止

「WebGLプレイヤー」

 (株)ニワンゴは16日、3Dモデルの投稿サービス“ニコニ立体”で試験的に提供されていた「WebGLプレイヤー」を正式版としてリリースしたことを明らかにした。

 「WebGLプレイヤー」は、Webブラウザーで3DCGを表示するための標準技術“WebGL”を利用した3Dモデルのプレイヤーで、従来の「Unityプレイヤー」と異なり、外部プラグインをインストールすることなく利用できるのがメリット。とくに「Google Chrome」ではパフォーマンスとセキュリティ上の理由でNPAPIプラグインが廃止されたため、「Unityプレイヤー」が利用できない状況が続いていており、代替となるプレイヤーの開発が待ち望まれていた。

 正式版の「WebGLプレイヤー」は、MMD形式を再生する際の半透明描画や物理演算の挙動で見られたベータ版の問題が解決されたほか、各種形式におけるエフェクトやライトに関しても「Unityプレイヤー」との差異が解消されている。同社によると、今後この「WebGLプレイヤー」を標準のモデル再生プレイヤーとし、従来の「Unityプレイヤー」は段階的に廃止していく方針であるという。

20:55編集部追記:ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン合同会社によると、「WebGLプレイヤー」は「Unity」の“WebGL出力機能”を利用して開発されており、今後も「Unity」で作成したコンテンツを“ニコニ立体”へアップロード可能であるとのこと。

(樽井 秀人)