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プロフェッショナル向けのフォントツール「Microsoft Visual TrueType」v6.01が公開

Windowsでのフォントのレンダリングを確認し、最適化するためのツール

「Microsoft Visual TrueType」v6.01

 米Microsoft Corporationは8月31日(現地時間)、TrueType/OpenTypeフォントを閲覧・編集するツール「Microsoft Visual TrueType」v6.01を公開した。64bit版を含むWindows 7/8.1/10に対応するフリーソフトで、現在同社のダウンロードセンターから英語版をダウンロードできる。

 アウトラインフォント(ベクターフォント)をモニターに表示したり、小さい文字サイズで印刷する際、単純に縮小してしまうと文字のバランスや太さが適切に処理されず、表示が乱れてしまう場合がある。そうした現象を防ぐために文字を構成する線の太さ・幅を調整する技術を“ヒンティング”と呼ぶが、「Microsoft Visual TrueType」はそのヒンティング情報をグラフィカルに表示・編集できるようにしたもの。フォントデザイナーはWindowsでのフォントのレンダリングを本ソフトで確認し、最適化することができる。

 本ソフトは、主にフォントエディターで作成した既存のフォントをTrueType形式へ変換する際に利用するものだが、あくまでもプロフェッショナル向けツールと位置付けられており、初心者を対象としたものではないので注意。

 本バージョンではラスタライザーがアップデートされたほか、カラーフォントがサポートされた。また、XML形式によるヒンティング情報のインポート・エクスポートにも対応。そのほか、新しいキーボードショートカットが追加されるなど、使い勝手の向上も図られている。

ソフトウェア情報

「Microsoft Visual TrueType」
【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
64bit版を含むWindows 7/8.1/10
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
6.01(15/08/31)

(樽井 秀人)