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“3分ゲーコンテスト”が復活、エントリーのための事前抽選が実施中

審査の公平性を重視し、1回の参加者を30名に限定

「EveryExtend」(第2回3分ゲーコンテスト1位)
「時計塔のひみつ」(第16回3分ゲーコンテスト1位)

 ゲームコンテスト“3分ゲーコンテスト”を主催するトモタカ氏は29日、“第20回3分ゲーコンテスト”応募のための事前抽選を開始した。

 3分ゲーコンテスト(通称プンゲ)は“3分で遊べるゲーム”がコンセプトのゲームコンテスト。2004年から2008年まで17回、および3分ゲーコンテストに寄せられた意見を実験するというコンセプトの姉妹コンテスト“3分ゲーコンテストα”が2回開催された。“3分”の解釈は自由で、1回3分で何度もやり込める作品や、1周約3分のマルチエンディング作品などさまざまな作品が出展された。

 「EveryExtend」「愛と勇気とかしわもち」「もしくはタッフロール」「時計塔のひみつ」など数々の名作を輩出したコンテストだが、第17回の開催以降、長らく休止状態となっていた。今回、主催のトモタカ氏により復活が宣言され新生3分ゲーコンテストの初回となる第20回の9月開催が決定。応募規約が公開された。

 第20回3分ゲーコンテストでは、これまでになかった仕組みとして応募の事前抽選が行われる。これはコンテストの公平性を重視し、一般審査員であるプレイヤーが審査疲れを起こさない程度の作品数(今回は30作品)に抑えることが目的。抽選は29日から9月1日まで(20名)、2日から8日まで(10名)の二段階で行われる。なお、今回落選した場合は、次回の当選確率が上がる仕組み。

 ほかにも、知名度などに依存しない形での公平な作品評価を目指すという狙いがトモタカ氏のブログで語られており、これはプレイヤーによる一般審査に加え作品応募者のみの投票によって決まる“最優秀クリエイター賞(仮)”が設置されるなど規約にも反映されている。また、規約自体もGitHubでバージョン管理され、意見を募集して内容をアップデートさせるなど、オープンな運営体制も新生3分ゲーコンテストの特徴と言えそうだ。

 今後のスケジュールとしては、作品応募期間が9月14日正午から21日正午まで、作品の一般公開(審査開始)が23日中、審査(投票)終了が10月13日0時、結果公開が13日中とされている。なお、以前コンテストのサイトがあったURLはドメインが使えなくなっているため新ドメインのアンケートが行われ、新URLは“3punge.jp”に決定している。

(中村 友次郎)