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「OpenSSL」を最新版へと更新し脆弱性を解消した「WinSCP」v5.7.5が公開

信頼されていない証明書のセキュリティチェックが回避されてしまう脆弱性が修正

「WinSCP」v5.7.5

 オープンソースのFTP/SFTP/SCPクライアントソフト「WinSCP」の最新版v5.7.5が、4日に公開された。Windows XP/Server 2003からWindows 8.1/Server 2012 R2/10までに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在本ソフトの公式サイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

 今回のアップデートではオープンソースの暗号通信ライブラリ「OpenSSL」がv1.0.1pへと更新され、信頼されていない証明書のセキュリティチェックが回避されてしまう脆弱性が修正された。

 また、Diffie-Hellman群交換を改訂した“RFC 4419”(安全な鍵交換のための仕様)が実装されたほか、カタロニア語への対応や、「Cerberus FTP Server」でディレクトリの列挙が正常に行われない問題への暫定的措置なども施されている。

ソフトウェア情報

「WinSCP」
【著作権者】
Martin Prikryl 氏
【対応OS】
Windows XP/Server 2003からWindows 8.1/Server 2012 R2/10まで
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
5.7.5(15/08/04)

(樽井 秀人)