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フリーのDAW「Studio One Free」の後継「Studio One 3 Prime」の日本語版が公開

オーディオ・MIDIトラックは無制限に作成可能、音声のタイムストレッチ機能も

「Studio One 3 Prime」

 (株)エムアイセブンジャパンは7月31日、PreSonus Audio Electronics, Inc.製の統合型音楽制作ソフト(DAW)「Studio One Free」の後継となる「Studio One 3 Prime」を公開した。64bit版を含むWindows 7/8.1/10に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。なお、ダウンロードには無料の“My PreSonus Account”を作成する必要がある。

 「Studio One 3 Prime」は、マルチトラックのオーディオ・MIDIを扱えるDAW。オーディオ・MIDIトラックは無制限に作成できるほか、32bit浮動小数点演算のオーディオ・エンジンを搭載している。また、アンプシミュレーターやリバーブなど基本的な9種類のエフェクトやサンプラー“Presence”を搭載しており、本ソフトのみで本格的な音楽制作が可能。

 さらに、サンプリング音源“Studio One Instruments Volume 1”“Studio One Instruments Volume 2”やループ集“Studio One Musicloops”を無償で追加ダウンロードでき、多彩な音楽を作成できる。また、エムアイセブンジャパンのアカウントを別途作成し、所有製品として「Studio One 3 Prime」を登録することで、日本語のクイックマニュアルやリファレンスマニュアルなどをダウンロードすることも可能。

 そのほか、オーディオの再生速度を音程を変えずに変更するタイムストレッチ機能を備え、楽曲全体のテンポ変更に合わせてオーディオトラックの再生速度をリアルタイムに変更できる。また、マルチタッチによる操作や高DPIディスプレイにも対応。

 なお、初回起動時のオプションを選択することで、30日間は有償版の「Studio One 3 Professional」のデモ版として利用することが可能。「Studio One 3 Professional」ではVST/AUプラグインなどが利用できるほか、さらに多数のエフェクトやサンプリング音源、ループなどが利用できる。

ソフトウェア情報

「Studio One 3 Prime」
【著作権者】
PreSonus Audio Electronics, Inc.
【対応OS】
64bit版を含むWindows 7/8.1/10
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
3.0.2.34331(15/07/31)

(長谷川 正太郎)