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Microsoft、新OS「Windows 10」を正式にリリース

無償アップグレードは順次提供開始、状況によっては数週間かかることも

「Windows 10」

 米Microsoft Corporationは29日(現地時間)、新OS「Windows 10」を正式にリリースした。“Windows Insider Program”に参加している場合、Build 10240がインストールされていれば、それがそのまま製品版(RTM版)の「Windows 10」となるようだ。

Windows 10 Insider Previewからのアップデート

 「Windows 10」の特長は、デスクトップ(Windows)、スマートフォン(Windows Phone)、ゲーム機(Xbox)のコアとアプリケーションプラットフォームが統合されていること。“ユニバーサル Windows プラットフォーム(UWP)”に準拠していれば、デスクトップからゲーム機までをカバーした単一のアプリケーションを開発することができる。もちろん互換性も最大限確保されており、従来のアプリケーションもおおむね動作する。

デスクトップからゲーム機までを1つのコアに統合。アプリケーションプラットフォームを統一した「Windows 10」(同社資料より引用)

 「Windows 10」にはさまざまな“SKU(製品ラインアップ)”が存在するが、デスクトップ向けのSKUでは、2-in-1デバイス(ノートとしてもタブレットとしても利用できる端末)での利用を考慮して、タッチ操作に適したタブレットモードと、マウス操作に適したデスクトップモードを簡単に切り替える機能が搭載されている。

 デスクトップモードではWindows 8.1で不評だった全画面表示のWindows ストアアプリがウィンドウとして利用できるようになっており、スタート画面の代わりにスタートメニューを使用することも可能。一方、タブレットモードではアプリケーションが全画面表示される。また、チャームは廃止され、通知やよく使う機能のON/OFFを集約した“アクション センター”が新たに設けられている。

 そのほかにも、仮想デスクトップなどの新機能が追加。新たに開発されたWebブラウザー「Microsoft Edge」を搭載するほか、ビルトインアプリケーションが刷新されているのもポイントと言えるだろう。「Windows 10」ではモバイル版の「Microsoft Office」が非商用に限り、10.1型以下のデバイスで無償提供される。

仮想デスクトップ
「Microsoft Edge」と“アクション センター”
“Windows 10 を入手する”アイコンなどから無償アップグレードの予約が可能

 なお、「Windows 10」は期間限定で無償アップグレードが可能。Windows 7/8.1のタスクトレイに表示される“Windows 10 を入手する”アイコンなどからアップグレードの予約を行えば、“Windows Update”を介して「Windows 10」のダウンロードがバックグラウンドで行われ、アップグレードの準備が整い次第、ユーザーに通知される。アップグレードの予約はいつでも取り消すことが可能で、予約していない環境でアップグレードが行われることはない。

 ただし、無償アップグレードはかならずしもすぐに行えるわけではないので注意。配信は順次行われるため、状況によっては数週間程度待つことになる。「Windows 10」をいち早く利用したい場合は、同社のWebサイトで公開されているメディア作成ツールを利用してインストールメディアを作成し、アップグレードまたは新規インストールを行うとよいだろう。また、“MSDN サブスクリプション”を購読している場合は、同社のWebサイトから製品版「Windows 10」のISOイメージファイルをダウンロードできる。

15:00追記:Insider Previewからアップデートした場合の情報とメディア作成ツールに関する情報などを追記しました。