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43件の脆弱性が修正された「Google Chrome 44」が正式公開

“Push API”の改善や“ECMAScript 6”への対応強化も

「Google Chrome」v44.0.2403.89

 米Google Inc.は21日(現地時間)、Webブラウザー「Google Chrome」の最新安定版v44.0.2403.89を公開した。Windows XP/Vista/7/8/8.1および64bit版の7/8に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロード可能。Mac/Linux版も用意されている。

 「Google Chrome 44」では安定性とパフォーマンスに関わる改善が施されたほか、アプリや拡張機能向けのAPIが拡充された。たとえば、「Google Chrome 42」で追加されたデスクトップ通知機能“Push API”が改善。ページが閉じられた後、ユーザーが通知をクリックした場合に特定のアクションを起こしたり、既存の通知の代わりに新しい通知を表示するといった処理が実装できるようになった。

 また、“ECMAScript 6”への対応も強化。実行時にプロパティの名前を決定する“計算されたプロパティ名(Computed property names)”がサポートされ、これまでよりも柔軟性の高いコーディングが可能となっている。

 なお、本バージョンでは43件の脆弱性が修正されているので注意。修正された脆弱性の深刻度の内訳は、同社の基準で4段階中上から2番目の“High”が12件、上から3番目の“Medium”が6件、最低の“Low”が1件など。

ソフトウェア情報

「Google Chrome」Windows向け安定版
【著作権者】
Google Inc.
【対応OS】
Windows XP/Vista/7/8/8.1および64bit版の7/8
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
44.0.2403.89(15/07/21)

(樽井 秀人)