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「Microsoft Edge」を正式搭載した「Windows 10 Insider Preview」Build 10158が公開

「Project Spartan」から「Microsoft Edge」へはデータが引き継がれないので注意

「Windows 10 Insider Preview」Build 10158

 米Microsoft Corporationは29日(現地時間)、次期バージョンのWindowsのプレビュー版「Windows 10 Insider Preview」Build 10158を公開した。“Fast”リングに参加しているユーザー向けのアップデートとして提供されており、現在のところ、ISOイメージとしての提供はない。

 Build 10158では、これまで「Project Spartan」というコードネームで呼ばれていた新Webブラウザーが、初めて「Microsoft Edge」というブランドを冠するようになった。アイコンも「Internet Explorer」を彷彿とさせる“e”をあしらったデザインへと変更されている。

 また、機能面での改善も多い。まず“ダークテーマ”が追加され、設定画面で“白”と“黒”のテーマを選択できるようになった。そのほかにも新しいタブページに関するオプションが拡充。パスワードを含むWebフォームの入力補完機能、別ウィンドウへのタブのドラッグ&ドロップ、アプリケーションが非アクティブになっても音声再生を継続する機能などが新たにサポートされた。

 なお、「Project Spartan」と「Microsoft Edge」では異なるアプリケーションIDが用いられているため、お気に入り・Cookie・履歴・リーディングリストといった設定が引き継がれない。「Project Spartan」の設定を「Microsoft Edge」で利用するには、あらかじめ旧ビルドでデータをバックアップし、新ビルドへコピーする必要があるので注意したい。

「Project Spartan」が「Microsoft Edge」に。“ダークテーマ”などの新機能も
「Project Spartan」と「Microsoft Edge」では異なるアプリケーションIDが用いられているため、データは引き継がれない

 そのほか、OS本体の使い勝手もさまざまな改善が盛り込まれている。たとえばタブレットモードでは多く不具合が修正された。Windows 8/8.1アプリケーションとクラシックアプリケーション(Win32アプリケーション)のサポートも改善されている。

 また、デスクトップモードでスタートメニューを利用しているときに、左側を上方向へスワイプすることで“すべてのアプリ”画面をすばやく広げられるようになった。なお、この機能はタブレットモードでも利用可能。ハンバーガーメニューをタップして左ペインを呼び出し、そこで上方向へスワイプすればよい。さらに“すべてのアプリ”画面で見出しの文字を選択すれば、見出しのテーブルへアクセスすることが可能。これはアプリケーションをたくさんインストールしているユーザーに便利だ。

左側を上方向へスワイプすることで“すべてのアプリ”画面をすばやく広げられるように

 そのほかにも、本ビルドには「Office 365」と音声アシスタント機能“Cortana”の統合(日本は未対応)、「写真」アプリのアップデート、「Snipping Tools」における遅延撮影のサポートなどが含まれるとのこと。

新しい「写真」アプリではパフォーマンスと信頼性が向上。アニメーションGIFファイルがサポートされた
遅延撮影をサポートした「Snipping Tools」。ポップアップメニューをキャプチャーするのに便利