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「Adobe Flash Player 18」「Adobe AIR 18」が正式版に、脆弱性修正も

プラグインのインストールプロセス改善やスケーリング機能のサポートが盛り込まれる

「Adobe Flash Player 18」

 米Adobe Systems Incorporatedは9日(現地時間)、「Adobe Flash Player 18」および「Adobe AIR 18」の正式版を公開した(コードネーム:Presidio)。現在、同社のWebサイトから無償でダウンロード可能。

 本バージョンでは「Adobe Flash Player」プラグインのインストールプロセスが改善され、セットアップ時にWebブラウザーの再起動を促すダイアログが表示されなくなった。新しいバージョンの「Adobe Flash Player」を利用するのにWebブラウザーの再起動が必要な場合はセットアップの完了時にその旨が通知されるが、「Adobe Flash Player」の利用を中断したくない場合はそのまま使い続けることも可能。都合のよいときにWebブラウザーを再起動し、最新版へ切り替えられるようになる。

 さらに、Webブラウザーの表示倍率に応じてコンテンツを拡大表示する機能も搭載。この機能はすでにWindows 8/8.1の「Internet Explorer」向けのプラグインで実装済みだが、それ以外のWindows環境やPPAPI版プラグインを利用する「Google Chrome」「Opera」でも利用可能になった格好だ。また、NPAPI版「Adobe Flash Player」でオーディオAPIが追加されたほか、“Stage3D”でデスクトップ用の標準拡張プロファイルがサポートされた。

 なお、今回のアップデートではCVE番号ベースで13件の脆弱性が修正されているので注意。同社が公開したセキュリティ情報(APSB15-11)によると、脆弱性の深刻度は同社基準で4段階中最高の“Critical”。更新プログラムの適用優先度は、「Adobe AIR」とLinux版「Adobe Flash Player」以外のすべての製品で“1(72時間程度以内を目安とした可能な限り迅速なアップデートが必要)”に設定されており、以下の最新版への更新が強く推奨されている。

  • 「Adobe Flash Player」デスクトップランタイム(WindowsおよびMac):v18.0.0.160
  • 「Adobe Flash Player」延長サポートリリース:v13.0.0.292
  • 「Adobe Flash Player」Linux版:v11.2.202.466
  • 「Adobe AIR」デスクトップランタイム(Windows版):v18.0.0.144
  • 「Adobe AIR」デスクトップランタイム(Mac版):v18.0.0.143

 「Adobe Flash Player」がすでにインストールされている場合は、自動更新機能を利用してアップデートすることが可能。「Internet Explorer 10(Windows 8)」「Internet Explorer 11(Windows 8.1)」用の「Flash Player」最新版は“Windows Update”を通じて提供される(v18.0.0.160)。また、「Google Chrome」用の「Flash Player」は、同日付けで公開されたv43.0.2357.124に同梱されている(Windows/Linux版はv18.0.0.160、Mac版はv18.0.0.161)。

ソフトウェア情報

「Adobe Flash Player」Windows版
【著作権者】
Adobe Systems Incorporated
【対応OS】
64bit版を含むWindows XP/Vista/Server 2008/7/8/Server 2012
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
18.0.0.160(15/06/09)
「Adobe AIR」Windows向けデスクトップランタイム
【著作権者】
Adobe Systems Incorporated
【対応OS】
Windows Server 2008/7/8
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
18.0.0.144(15/06/09)
「Google Chrome」Windows向け安定版
【著作権者】
Google Inc.
【対応OS】
Windows XP/Vista/7/8/8.1および64bit版の7/8
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
43.0.2357.124(15/06/09)