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いくつかの安定性に関わる不具合を解決した「Firefox」安定版v38.0.1が公開

第一世代“NVIDIA Optimus”搭載のシステムで「Firefox」がクラッシュする問題など

「Firefox」v38.0.1

 Mozillaは14日、Webブラウザー「Firefox」の安定版v38.0.1を公開した。本バージョンでは、いくつかの安定性に関わる不具合が修正されている。

 1つは、GPUの切り替え技術“NVIDIA Optimus”の第一世代を搭載したグラフィックスカードを利用しているシステムで、「Firefox」が起動時にクラッシュする恐れがあるというもの。GPUの切り替え技術とは、非力だが消費電力の少ないCPUやチップセットの統合グラフィックス機能と、パフォーマンスに秀でたグラフィックスカードを状況に応じて切り替えられる技術で、ノートPCなどで採用例がある。

 もう1つは、「Google Chrome」からCookieをインポートした場合に、Webサイトが正常に表示されないというもの。そのほかにも、サイズの大きなアニメーション画像の再生が失敗して他の画像が読み込めなくなる問題などが修正されている。

 「Firefox」はWindows XP/Server 2003/Vista/7/8および64bit版のVista/7に対応する寄付歓迎のフリーソフトで、編集部にてWindows 8.1でも動作を確認した。現在、「Firefox」の自動更新機能を利用してアップデートできる。なお、インストーラーは各国語版のダウンロードページや窓の杜ライブラリからダウンロード可能。Mac OS X/Linux向けにも、それぞれ最新版が用意されている。

ソフトウェア情報

「Firefox」Windows向け安定版
【著作権者】
contributors to the Mozilla Project
【対応OS】
Windows XP/Server 2003/Vista/7/8および64bit版のVista/7
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
38.0.1(15/05/14)

(樽井 秀人)