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Microsoft、入門者向け開発・実行環境「Microsoft Small Basic」の最新版v1.1を公開

.NET Frameworkをアップデートして最新OSをサポート。旧OS向けにv1.0も存続

「Microsoft Small Basic」v1.1

 米Microsoft Corporationは27日(現地時間)、同社製の入門者向けプログラミング言語の開発・実行環境「Microsoft Small Basic」の最新版v1.1を公開した。現在、同社のダウンロードセンターから無償でダウンロード可能。

 「Microsoft Small Basic」は、マイクロソフトが開発したプログラミング言語の開発・実行環境。プログラミング言語は学習の容易さに定評のある“BASIC”をもとに、一部の煩雑な言語仕様を取り除くなどして、初めての人でも理解しやすいように設計されているのが特長。開発したプログラムは本ソフト上で実行できるほか、[発行]ボタンから公式サイトへアップロードして公開することも可能。“Silverlight”プラグインを利用し、プログラムを実際に動かしたり、自分のブログなどへプログラムを貼り付けることができる。

プログラミング言語は学習の容易さに定評のある“BASIC”をもとに、一部の煩雑な言語仕様を取り除くなどして、初めての人でも理解しやすいように設計

 約4年ぶりのアップデートとなる本バージョンでは、.NET Frameworkが3.5 SP1から4.5へと更新。Windows 8.1やWindows 10 Technical Previewといった最新のOSがサポートされた。また、“Flickr”を扱うためのオブジェクトが最新のAPIに対応したものへとアップデートされている。

 なお、これらの変更に伴い、対応OSがWindows Vista以降へと変更されているので注意。Windows XP/Windows Server 2003向けには、.NET Framework 3.5 SP1で動作するv1.0が引き続き提供される。また、v1.0向けの拡張機能をv1.1で利用するには再コンパイルが必要となっている。拡張機能を利用しているユーザーは注意したい。

ソフトウェア情報

「Microsoft Small Basic」
【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
Windows Vista/7/Server 2008 R2/8/8.1
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.1(15/03/27)

(樽井 秀人)