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エクスプローラーの不調を招いていた更新プログラム「KB3033889」の修正版が公開

IMEが有効なWindows 8/Server 2012/8.1/Server 2012 R2で発生する不具合を修正

セキュリティ更新プログラム「KB3033889」の修正版

 米Microsoft Corporationは17日(現地時間、以下同)、11日に公開したWindowsのセキュリティ更新プログラム「KB3033889」の修正版「KB3048778」を公開した。現在、同社のサポートページからダウンロードできる。

 「KB3033889」は、“Microsoft Text Services”に存在する脆弱性を修正するためのセキュリティ更新プログラム。本脆弱性は現在サポート対象となっているすべてのバージョンのWindowsに影響し、深刻度は“緊急”と評価されている。一刻も早い適用が望ましい。

 しかし、日本語入力システム(IME)を利用した環境へ本更新プログラムを適用すると、エクスプローラーの応答が停止したり、異常終了してしまう問題が公開直後より多数報告されていた。この現象はWindows 8/Server 2012/8.1/Server 2012 R2でのみ発生するという。今回公開された修正版では、この問題が解決されている。

 修正版をダウンロードするには、まずサポートページにある“修正プログラムをダウンロードできます”というリンクをクリックし、ダウンロードページへ移動する。次に、ダウンロードページでインストール先の環境を選択し、メールアドレスを入力して[リクエストを送信する]ボタンを押す。すると、当該メールアドレスにダウンロードリンクが記載されたメールが送信される。ダウンロードしたファイルは自己解凍式の書庫となっており、適当なフォルダーへ解凍すればMSU形式の更新プログラムが現れる。

 なお、適用した際はWindowsの再起動が必要。また、本番環境へインストールする際は、事前のテストやバックアップが推奨されている。

(樽井 秀人)