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オープンソースのFTP/SFTP/SCPクライアントソフト「WinSCP」がWebDAVをサポート

ユーザーインターフェイスにも多くの改善が盛り込まれる

「WinSCP」v5.7

 オープンソースのFTP/SFTP/SCPクライアントソフト「WinSCP」の最新版v5.7が、20日に公開された。メジャーアップデートとなる本バージョンでは、“WebDAV”クライアント機能の追加をはじめとするさまざまな機能改善が盛り込まれた。

 “WebDAV”は“HTTP/1.1”を拡張してWebサーバー上のファイルを管理可能にしたプロトコル。「WinSCP」を“WebDAV”クライアントとして利用するには、新しいセッションを作成する際に転送プロトコルとして“WebDAV”を選択すればよい。

 また、ユーザーインターフェイスの改善も多岐に渡る。全体的によりシンプルになり、応答性が向上したほか、内部エディターの背景色を変更できるようになった。

“WebDAV”クライアント機能を追加
内部エディターの背景色を変更できるように

 さらに、ファイルの転送ダイアログでは、実行中の転送処理を簡単にバックグラウンドキューへ移動するためのオプションが追加。フォルダーの同期機能のチェックリスト画面も改善され、ファイルの同期方向を個別に設定可能となっている。

実行中の転送処理を簡単にバックグラウンドキューへ移動するためのオプション
ファイルの同期方向を個別に設定可能

 そのほかにも、TLS/SSLライブラリ“OpenSSL”がv1.0.1lへと更新。スクリプティング、コマンドライン、.NETアセンブリにも多くの改善が加えられている。

 「WinSCP」は、Windows XP/Server 2003以降、Windows 8.1/Server 2012 R2までに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在本ソフトの公式サイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

ソフトウェア情報

「WinSCP」
【著作権者】
Martin Prikryl 氏
【対応OS】
Windows XP/Server 2003からWindows 8.1/Server 2012 R2まで
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
5.7(15/02/20)

(樽井 秀人)