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5件の脆弱性を修正したネットワークプロトコルアナライザー「Wireshark」v1.12.3

このうち3件の脆弱性は旧安定版であるv1.10系統に影響

「Wireshark」

 Wireshark Foundationは7日、オープンソースで開発されているクロスプラットフォーム対応のパケット取得・プロトコル解析ソフト「Wireshark」の最新安定版v1.12.3を公開した。現在、Windows/Mac OS X向けのインストーラーとソースコードが本ソフトの公式サイトから無償でダウンロード可能。また、Windows版のインストーラーは窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。

 今回のアップデートでは、これまでに発見された不具合の修正やプロトコルサポートのアップデートに加え、TLS/SSLセッションの解読中にクラッシュする問題をはじめとする5件(CVE番号ベースで6件)の脆弱性が修正された。

 このうち3件の脆弱性(CVE番号ベースで3件)は、旧安定版であるv1.10系統に影響する。そのため、同系統にも最新版となるv1.10.12がリリースされている。

ソフトウェア情報

「Wireshark」Windows向け安定版
【著作権者】
Gerald Combs and contributors
【対応OS】
64bit版を含むWindows Server 2003/Vista/Server 2008/Server 2008 R2/7/Server 2012/8(編集部にてWindows 8.1で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.12.3(15/01/07)

(樽井 秀人)