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統合システムメンテナンスソフト「Advanced SystemCare 8 Free」の日本語版が公開

ユーザーインターフェイスの改善に加え、数多くの機能改善・強化が盛り込まれる

「Advanced SystemCare Free」v8.0.3.591

 米IObit Information Technology(日本代理店(株)エクサゴン)は20日(日本時間)、無償の統合システムメンテナンスソフト“Advanced SystemCare Free”シリーズの最新版となる「Advanced SystemCare 8 Free」の日本語版を公開した。64bit版を含むWindows XP/Vista/7/8/8.1に対応しており、現在同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

 「Advanced SystemCare Free」は、PCのメンテナンスを自動で行うツール。スパイウェアの除去、レジストリの修復、プライバシー情報の削除、不要ファイルの削除、システムの最適化といった処理をワンクリックで行ってくれる。もしそれでも解決しない場合は、アンインストールツール「IObit Uninstaller」やドライバー更新ツール「Driver Booster」などをはじめとするIObitの各種メンテナンスツールが[ツールボックス]タブから利用できる。このほか、仕事やプライベート、ゲームなどの用途に応じてシステムを最適化する機能などを備える。

 メジャーバージョンアップとなる本バージョンでは新しいインターフェイスが導入され、画面の最大化やスキンの適用が可能となった。また、メイン画面には[保護]タブを新たに追加。「Advanced SystemCare Free」の各種保護機能が個別にON/OFFできるようになった。悪意のあるプラグインやツールバーからブラウザーをリアルタイムで保護する“プラグイン/ツールバー”削除機能や、ブラウザーを閉じたときにプライバシー情報を自動的に削除する“ブラウザートラッキング対策”といった新しい保護機能も、ここで有効化できる。

 [ツールボックス]タブでは、既定のプログラムを設定できる「既定のプログラム」と、OS起動時に自動実行されるプログラムを管理する「スタートアップマネージャー」が追加。既存ツールのアップデートも行われている。

スキンの適用が可能に
新たに追加された[保護]タブ

 さらに[アクションセンター]タブには「Adobe Flash Player」や「Java」ランタイムなどのバージョンをチェックする“アップデーター”機能が追加された。ディスクの最適化機能も強化され、SSDの最適化とマルチディスクデフラグ機能が追加されたほか、レジストリ修復のスキャンエンジンも高速化・安定化しているという。また、プライバシー情報の削除機能も拡充されており、Windows ストアアプリや「Firefox」「iTunes」などといったメジャーアプリケーションの最新版がサポートされた。

[ツールボックス]タブ
[アクションセンター]タブ
“パフォーマンスモニター”

 そのほかにも、“パフォーマンスモニター”ではCPU・マザーボード・GPUの温度とファンの回転速度を測定する機能や、スクリーンショットの機能が搭載された。“パフォーマンスモニター”はシステムの利用状況を知らせてくれるデスクトップガジェットで、タスクトレイアイコンの右クリックメニューから有効化可能。また、次期Windowsのプレビュー版「Windows 10 Technical Preview」にも対応しているという

ソフトウェア情報

「Advanced SystemCare 8 Free」
【著作権者】
IObit Information Technology
【対応OS】
Windows XP/Vista/7/8/8.1(64bit版を含む)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
8.0.3.591(14/11/20)

(樽井 秀人)