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テトラフェイス、「Metasequoia」の“ボーン”機能を強化したv4.3.2を公開

選択したボーンの結合・分割などが可能に

「Metasequoia」v4.3.2

 (株)テトラフェイスは19日、3DCGモデリングソフト「Metasequoia(メタセコイア)」の最新版v4.3.2を公開した。v4.3.2では、v4.3.0で追加された“ボーン”機能が更に強化された。

 “ボーン”機能は3DCGモデルに骨格を与えるもので、オブジェクトに埋め込んだ“ボーン”を動かすことでオブジェクトを変形させることができるというもの。なお、同機能は有償の“Standard”エディションから利用可能。

 今回のバージョンアップによって、選択された“ボーン”の分割や結合ができるようになったほか、“ボーン”ダイアログでスキンの設定を解除しなくても[リギング]タブと[スキニング]タブを切り替えられるようになった。また、関節部分を曲げた際のオブジェクトの太さ変化を抑えることができるデュアルクオータニオンによる変形が可能になるなど、“ボーン”関係の機能強化が図られている。

 そのほか、v4になってから削除されていたスクリプトエディタ上でPython構文をハイライト表示させる機能を再度実装するといった機能追加や、いくつかの不具合修正などが行われている。

 「Metasequoia」はWindows XP/Vista/7/8/8.1および64bit版のVista/7/8/8.1に対応するシェアウェアで、現在同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロード可能。基本的なモデリング機能と独自のMQO形式での保存は無償で利用でき、本格的な機能が利用できる“Standard”エディションは5,400円(税込み)、さらに高度な機能が利用できる“EX”エディションは19,980円(税込み)となっている。

ソフトウェア情報

「Metasequoia」
【著作権者】
(株)テトラフェイス
【対応OS】
Windows XP/Vista/7/8/8.1および64bit版のVista/7/8/8.1
【ソフト種別】
シェアウェア “Standard”エディションは5,400円(税込み)、“EX”エディションは19,980円(税込み)(基本的なモデリング機能とMQO形式での保存のみができる“入門”モードは無償で利用可能)
【バージョン】
4.3.2(14/11/19)

(市川 祐吉)