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強制横スクロールRPG「片道勇者」有償リニューアル版「片道勇者プラス」が発売

当初はベータ版相当の“早期アクセス版”としてリリース

「片道勇者プラス」

 強制横スクロールRPG「片道勇者」の有償版「片道勇者プラス」の早期アクセス版が、24日に発売された。現在、「片道勇者プラス」の公式サイトやPLAYISMからダウンロード購入可能。

 「片道勇者」はRPG制作ツール「WOLF RPGエディター」の開発者としても知られるSmokingWOLF氏が、2012年8月にフリーソフトとして公開したRPG。ローグライクRPGのルールをベースに、トップビューの画面が右方向へ強制スクロールし、左から徐々に世界が闇へ飲まれ崩壊していくという独特の設定により、タイムリミットが迫る中での取捨選択や進行ルートの選定といった状況判断が醍醐味の作品となっている。

 「片道勇者プラス」は、この「片道勇者」へクエストや仲間になるキャラクターの追加といったストーリー面の強化、クラス(職業)・アイテム・スキル・敵の増加といった大幅なリニューアルを施したもの。スタート地点となる城の改築などシステム面の新要素も加わり、遊びの幅を広げている。

 さらに、ショートカット機能や加速機能によりプレイアビリティも向上。加速していても敵を発見すると一時停止させることが可能など、細かいチューニングも施されている。そのほか、特定の定石により無思考で遊べてしまっていた部分をより判断力が求められる形にすべく、大規模なバランス調整も施されているとのこと。

新たなクエストによりストーリー面が強化
新しい地形やNPCも追加されている
次元倉庫の内容は引き継ぎ時に若干変化する。また、敢えて次元倉庫の内容を引き継がずプレイ状況だけ引き継ぐことも可能

 「片道勇者」からはプレイデータの引き継ぎが可能で、クリア状況やクラスなどの解放状況、ゲームオーバー時やゲームクリア時に持っていたアイテムを次回以降のプレイに引き継ぐ“次元倉庫”の内容などを移行できる。

 なお、24日時点で配信される「片道勇者プラス」は早期アクセス版となるが、これは有料ベータ版という位置付けで、不具合があっても早くプレイしたい人やデバッグに協力したい人向け。正常なプレイを期待する場合は後日リリースされる正式版を待つことが推奨されている。早期アクセス版からはそのまま正式版へアップデートが可能。

 「片道勇者プラス」の対応OSはWindows 2000/XP/Vista/7/8。価格は公式サイトでは500円(税込み)、PLAYISMでは700円(税込み)となっており、PLAYISMで購入した場合は後日予定されているSteamでのリリース時に、Steam版の利用キーが提供される。

ソフトウェア情報

「片道勇者プラス」
【著作権者】
SmokingWOLF 氏
【対応OS】
Windows 2000/XP/Vista/7/8
【ソフト種別】
ダウンロード販売 500円(税込み)ほか
【バージョン】
0.932(14/10/24)

(中村 友次郎)