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写真の合成が一層簡単に行える「Adobe Photoshop Elements 13」

写真に応じてトリミングやエフェクトを提案する機能も

「Adobe Photoshop Elements 13」v13.0 体験版

 アドビ システムズ(株)は24日、写真加工・編集ソフト「Adobe Photoshop Elements 13」の発売にあわせて体験版を公開した。「Adobe Photoshop Elements 13」体験版は64bit版を含むWindows 7/8に対応しており、30日間試用可能。現在、同社のWebサイトからダウンロードでき、インストールには無償で取得できるAdobe IDが必要。

 「Adobe Photoshop Elements 13」では、写真の合成や白黒写真にカラーを加えるなど、これまで難易度の高かった作業を簡単に行えるようにする多数の改良が加えられている。

 新たに加わった“Photomerge Compose”機能では、複数の写真を利用した合成が簡単に行える。切り抜きたい被写体を含む写真と貼り付け先の写真を用意し、ガイダンスに従って切り抜きたい部分の指定などを行うだけで合成写真を生成可能。合成の際には貼り付けたい要素の輝度やコントラスト、色温度といった色調を、貼り付け先に合わせて自動で整えることができる。

 さらに、“ガイド”機能に加えられた3種類の白黒写真編集エフェクトによって、カラー写真からカラーを含む白黒写真を生成できるようになった。白黒の写真の中に特定の色を残しておくことで強い印象をあたえるといった表現が「Adobe Photoshop Elements 13」では数クリックで可能。

植物の写真から花を切り抜いた合成写真。この程度の作業なら1分と経たずできてしまう
元々はカラー画像だったが簡単にこうした表現が施せる
4つの構図候補が表示されている

 また、写真をトリミングする際に「Adobe Photoshop Elements 13」が4種類の異なる構図を提案する“切り抜き候補”機能が搭載された。これは、写真をトリミングする際に適切と同ソフトが考える構図を4種類提案してくれるというもの。同時に印刷する用紙サイズの設定も行えるため、縦横比をユーザーが意識することなく簡単にトリミングがおこなえる。

 そのほか、複数の写真を使ったスライドショーを作成して“Facebook”でムービーとして公開する機能や、“Facebook”で利用するためのカバー画像やプロフィール写真にテキストや別の画像を簡単に組み合わせる機能などが追加された。また、高解像度環境や64bit環境への対応といった機能強化がおこなわれている。

 「Adobe Photoshop Elements 13」は現在のところ、アドビストアでのダウンロード版のみの提供となり、製品版は13,800円、同時発売の「Adobe Premiere Elements 13」とのセットは19,800円などで購入可能。パッケージ版は来月3日に発売が予定されている。

ソフトウェア情報

「Adobe Photoshop Elements 13」体験版
【著作権者】
アドビ システムズ(株)
【対応OS】
64bit版を含むWindows 7/8
【ソフト種別】
体験版
【バージョン】
13.0(14/09/24)

(市川 祐吉)