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Google、「Google Chrome」に悪影響を与えるプログラムを駆除するツールをベータ公開

設定が勝手に書き換えられたり、ポップアップ広告が表示されるといったトラブルを解決

「Software Removal Tool」beta

 米Google Inc.は11日(現地時間)、「Google Chrome」の挙動に悪い影響を与えるプログラムを削除するツール「Software Removal Tool」のベータ版を公開した。現在、本ソフトの公式ページから英語版を無償でダウンロードできる。

 「Software Removal Tool(ソフトウェア削除ツール)」は、「Google Chrome」にポップアップ広告が表示されるようになったり、インストールした覚えのないツールバーが表示されるようになったり、普段と異なる起動ページが表示されるようになってしまったといったトラブルを解決するためのツール。PCをスキャンして「Google Chrome」で問題を引き起こすことが明らかになっているプログラムを検出し、削除することができる。

 本ツールの実行には、管理者権限が必要。ソフトが実行されると、自動で不審なプログラムの検索が始まる。不審なプログラムが発見されるとその数が表示され、削除するかどうかをユーザーが選択できる。

ツールが終了すると「Google Chrome」の[ブラウザー設定のリセットをする]ダイアログが表示される

 不審なプログラムのクリーンアップが完了すると[Continue]ボタンが現れ、ツールを終了できるようになる。不審なプログラムが発見されなかった場合も、[Continue]ボタンでツールを終了させることが可能。ツールを終了すると「Google Chrome」の[ブラウザ設定のリセットをする]ダイアログが表示されるので、念のため[リセット]ボタンを押して「Google Chrome」をインストール直後の状態へと初期化しておくとよい。完全にクリーンな状態になる。

 なお、不審なプログラムを削除する際はPCの再起動が必要になる場合があるので注意。その場合は、[Continue]ボタンの代わりに[Restart]ボタンが現れる。

ソフトウェア情報

「Software Removal Tool」
【著作権者】
Google Inc.
【対応OS】
Windows(編集部にてWindows 8.1で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
beta(14/09/11)

(樽井 秀人)