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Mozilla、新しいキャッシュ機構と世代別GCを統合した「Firefox 32」を正式公開

“最高”3件を含む6件の脆弱性も修正

「Firefox」v32.0

 Mozillaは2日、Webブラウザー「Firefox」の最新安定版「Firefox 32」を正式公開した。Windows XP/Server 2003/Vista/7/8および64bit版のVista/7に対応する寄付歓迎のフリーソフトで、編集部にてWindows 8.1でも動作を確認した。現在、Mozillaの公式サイトや窓の杜ライブラリからダウンロード可能。Mac OS X/Linux向けにも、それぞれ最新版が用意されている。

 「Firefox 32」では新しいHTTPキャッシュ機構(v2)が標準で有効化されたほか、世代別GCが統合された。ブラウザーのレンダリングが始まるまでの時間の短縮や、アプリケーションの応答性向上が期待できる。また、認証局のミスにより発行された不正なSSL証明書を見破るための仕組みとして、公開鍵の“ピンニング”が導入された。

 インターフェイス関連の変更としては、接続エラーの画面デザインが変更された点や、Webページの右クリックメニューに[戻る][進む][再読み込み][ブックマーク]アイコンが追加された点が目を引く。また、ページ内検索機能が強化され検索ツールバーで検索結果の件数が確認できるようになったほか、パスワードマネージャではパスワードを変更した日付や最後に利用した日付が確認できるようになったのも今回の変更点。

接続エラーの画面(不正なSSL証明書が利用されている場合)
右クリックメニューに[戻る][進む][再読み込み][ブックマーク]アイコンが追加
検索ツールバーで検索結果の件数が確認可能に
パスワードマネージャでパスワードを変更した日付や最後に利用した日付が確認できるように

 さらに、開発者向けの機能改善も多数盛り込まれている。たとえば、“スクラッチパッド”ではコード補完とインラインドキュメントがサポートされた。また、オーディオをグラフィカルに編集できる“Web Audio”エディターが新たに搭載。この機能は初期状態では無効となっており、利用するには開発者ツールの設定画面で有効化する必要がある。開発者ツールのユーザーインターフェイスがHiDPIに対応したのもうれしいポイントと言えるだろう。

“スクラッチパッド”
“Web Audio”エディター

 なお、今回のアップデートには脆弱性の修正も含まれているので注意。修正された脆弱性は6件で、深刻度の内訳はMozillaの基準で4段階中最も高い“最高”が3件、2番目に高い“高”が2件、3番目に高い“中”が1件となっている。

ソフトウェア情報

「Firefox」Windows向け安定版
【著作権者】
contributors to the Mozilla Project
【対応OS】
Windows XP/Server 2003/Vista/7/8および64bit版のVista/7
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
32.0(14/09/02)