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「fault」クラウドファンディングがPayPal支払いに対応、支援総額は1.7万ドルを突破

書籍版アートブック制作のストレッチゴールを達成、新ゴールは外伝ノベル制作に

「fault milestone one」

 現在Kickstarterにて実施されている、ファンタジー系アドベンチャーノベルゲーム「fault milestone one」のクラウドファンディングにおいて、新たにPayPalによる支援金の支払いが可能となった。

 本クラウドファンディングは、日本の同人ゲームサークルALICE IN DISSONANCEが2013年にリリースしたノベルゲーム「fault milestone one」の英語化およびCG等の追加、リファインを目的としたもの。これまではKickstarterの仕様により支援には米Amazonのアカウントが必要だったが、PayPalに対応したことで、日本からもより手軽に支援することが可能になった。

 PayPalでの支援は、本クラウドファンディングを企画している米Sekai Project社のWebサイトから行える。PayPalからの支援額はKickstarter上ではカウントされないが、Sekai Project社によるとストレッチゴール(支援総額に応じた追加の実装目標)の到達判定の際はPayPal分も合算されるとのこと。

 執筆時現在の支援総額は17,000米ドル(執筆時現在のレートで約170万円)へ到達しており、15,000米ドルに設定されたストレッチゴールである実書籍版アートブックの制作が決定した。新たなストレッチゴールは25,000米ドルで、完全新作の外伝ノベルゲーム「fault - SILENCE THE PEDANT」の制作となっている。

 「fault - SILENCE THE PEDANT」は、“fault”本編より前、主人公の一人“リトナ”が“セルフィーネ姫”の護衛に任命されるまでの話を描くというもので、ボリュームは「fault milestone one」と同程度になるとのこと。

(中村 友次郎)