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エムソフト、アウトライン機能の完成度を高めた「EmEditor」v14.5.0を公開

実行ファイルのサイズ縮小や更新チェッカーの改善も

「EmEditor Professional」v14.5.0

 (株)エムソフトは26日、定番テキストエディター「EmEditor Professional」の最新版v14.5.0を公開した。今回のアップデートでは、前のバージョンで「EmEditor」本体に統合された“アウトライン”機能の強化をはじめとする、さまざまな機能改善が盛り込まれている。

 アウトライン機能とは、文章の見出し部分を階層表示する機能。文章構造をツリーを表示するサイドパネル“アウトラインバー”と、ドキュメント左端で文章を折り畳める“アウトラインガイド”から成っており、文章全体の構造を把握したり、特定の部分のみにフォーカスしたい場合などに役立つ。もともとプラグインとして提供されていたが、動作の安定性を高めるため、v14.4.0で本体に統合された。

 本バージョンでは、このアウトライン機能がさらに改善された。たとえば、今回追加された[アウトライン バーとアウトライン ガイドを同期する]コマンドを利用すると、“アウトラインバー”と“アウトラインガイド”の開閉状態を同期することが可能。また、ドキュメントを切り替えた場合やテキストをドラッグ&ドロップで移動・コピーした場合であっても、アウトラインガイドの開閉状態が適切に維持されるようになるなど、細かい挙動が改善されている。

アウトライン機能
[アウトライン バーとアウトライン ガイドを同期する]コマンド
“アウトラインバー”と“アウトラインガイド”の開閉状態が同期できるように

 そのほかにも、コードのさらなる最適化を進めた結果、機能が増加したにもかかわらず実行ファイルのサイズは縮小。更新チェッカーも改良されており、将来のバージョンではこれまでより少ないクリック数で更新が可能となるという。

 「EmEditor Professional」は価格4,000円(税込み)のシェアウェアで、現在同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロード可能。購入時から1年以内は無償バージョンアップが提供されるが、それ以降のバージョンアップには年額2,000円の“保守プラン”の購入が必要となる。また、アップデートの提供期間に制限のない“永久ライセンス”も15,000円(税込み)で提供されている。

ソフトウェア情報

「EmEditor Professional」
【著作権者】
Emurasoft, Inc.
【対応OS】
Windows XP以外の64bit版を含むXP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/8/8.1/Server 2012
【ソフト種別】
シェアウェア (通常ライセンスは4,000円、永久ライセンスは15,000円、30日間の試用期間後は個人利用に限り機能制限のある無償版「EmEditor Free」として使用可能)
【バージョン】
14.5.0(14/06/26)

(柳 英俊)